アフリカの真夜中を突っ走れ!
ルースに送ってもらって、ウィーンの空港へ。
モロッコへ飛ぶわけですが、いろいろと心配ごとが多いです。
第一関門は、ライアンエアーのチェックインカウンター。
コロナの陰性証明書とかワクチン証明書とか帰国便のチケットとか(←これ、案外厄介な問題です)、一切訊かれませんでした。サクっと突破しました。
飛行機に乗ってからマスクを持っていないことに気づきましたが、キャビンアテンダントもマスクをしていないので、ぜんぜんOK! シートベルトすらしない人もいるくらい自由な機内でした。
第二関門突破。
モロッコに到着。
コロナ・アンケートの回収はありましたが、ワクチンパスポートや陰性証明書の提示はありません。通用するかどうかわからない無料の検査結果しか持っていないので、ねっとりと冷や汗もんでした。
第三関門も突破して、すっかり安心していたら、イミグレで宿泊先の住所が短すぎると指摘されます。
ストリート名とか番地はないのかね?って。
Exactly、ボクらもそう思っていたのですよ。でも、これ以上詳しい住所を知らないのです。オーナーが教えてくれないのです。でも、友達の家だから大丈夫とか、アパートメントなんだよねとか、Googleマップを見せてここですと指をさしたり、困った顔してみせたりとかして、許してもらいます。
予期せぬ第四関門も突破しました。
そして第五関門は、ひと月間駐車場に放置した愛車「Chin号!」。
盗まれずにありました。
生卵を投げつけられた気配もないし、くんくん、う○こ臭くもありません。
エンジンは一発でかかりました。
で、いよいよラスボスは……、
警察官です。
夜中の2時。
空港街道は、外国人の車を見つけては難癖をつけてお小遣いを稼ぐ、悪徳警察官の猟場です。
見つかりませんように!
祈りを込めて、アフリカの真夜中を突っ走れ!