We are in チタ, ロシア on May 11, 2025

臭くてごめんなさい。

国境で捕まっちゃった?

ロシアとの国境。

2日前は、車からすべての荷物を出せと言われて、ホームレスの荷物みたいな貧乏くさい所帯道具一式をさらしました。

今回はそれどころじゃなかったです。別室に連れ込まれました。

メガネをかけた色白のインテリ官僚(モスクワ勤務だったけどシベリアに左遷された感じの男性)に、スマホを取り上げられました。ロックを外されて。

スマホチェックとは想定外で、まったく対策してなかったです。

スマホを弄ぶようにいじくって、舐めるように見ています。

エロい写真はボクの顔以外にありませんが、Yukoのスマホにはナニが入っているか知らないわけで、美少年コレクションとかBLとか集めてたりしてたら、どうしよう……。

あ、そういえば、ご禁制のVPNを入れてるんだった。ロシア政府が西側陣営のSNSを禁止するためにインターネット規制をしていて、それを破るアプリです。

あれはあかんでしょう。見つかったら、っていうか絶対に見つけるよね、この人。

怯えていたところ、デバイス情報をメモして奥の間に消えました。

もしかして、奥の間にはサイバーセンターみたいなのがあって、メールとかの履歴を調べているの?

なんてことがありましたが、特になんの説明もなく部屋から追い出されたとです。

恐怖の別室からカスタムに戻ります。

さっそく、別の係官に命令されます。

「車からすべての荷物を出して」

スヌーピーみたいな麻薬犬がやってきて、くんくんくん匂いを嗅いで顔をしかめます。

ごめんなさい、臭いのは干し魚の「かんかい」です。

ところで今日5月9日は、ロシアの対ドイツ戦勝記念日です。

国境事務所から田舎町にいたるあらゆるところで、銃を手にして踊りたくなるような軽快な音楽が鳴り響いてます。

泊まったモーテルは、夜中になっても大音響で。

9月3日の対日戦勝記念日に来たら、ボクらは主役になれるかもしれません。

と書いたところで思い出しました。

10年前の対日戦勝記念日は、ロシア人カップルと一緒に花火を見てたんだった。

花火の意味もわからず、ハラショーって拍手してました。

  • 宿:U L'va 3,000RUB /Twin room Shared BR
  • 朝→  外食:ふたりとも万頭一個
  • 昼→  外食:ふたりともボルシチ
  • 夜→  外食:牛肉煮込みとマッシュポテト、Yukoはロールキャベツ

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牛や羊に気をつけて!

あと2、3日ほどモンゴルでゆっくりしたいけど、ロシアに戻ります。

ウラジオストックを目指します。

羊に邪魔されながら。

牛に邪魔されながら。

今日はがんがん走るつもりだったんですが、仕事が入ったので254kmだけ。

カフェにインターネットがなくて、途中で仕事できなくて。

ホテル住まいです↓

晩飯は韓国レストランで、キムチスープとかわかめスープ。

モンゴルには吉野家、松屋、KFCが進出していますが、セブンイレブンやマクドナルドは来ていません。

コンビニ系は、韓国企業が独占しています。

頑張れ日本!

  • 宿:Rich hotel 100,000MNT /Double room WiFi
  • 朝→  その他:宿の朝食
  • 昼→  外食:ドライブイン
  • 夜→  外食:韓国レストラン。キムチスープ、Yukoはわかめスープ

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日馬富士効果です、知らんけど。

急いでウラジオストックへ向かわないとフェリー会社が倒産してしまうかもわからん!

焦りながらもついついモンゴルで連泊します。

ひと晩では、軽自動車旅の10年間を語り尽くせなかったのです。

A氏の宿は高台にありまして、駐車場からでもこの絶景↓

手前の白く丸い建物が、遊牧民の家「ゲル」です。

2、3年前に川が氾濫し、あたり一帯は洪水になったって。モンゴルにも異常気象がやってきたようです。

写真の左の奥の方、霞む山の手前に高層ビルが建ち並んでいます。ウランバートルの中心街です。

近づくと渋滞に巻き込まれて、最低でも3時間は戻ってこれない魔境。10年前も酷かったし、昨夜もエラい目に遭いました。

それでもモンゴル人は日々成長しています。道を譲り合うことを覚えたし、ハザードランプでお礼までするんです。

元横綱の日馬富士が、小・中・高一貫の学校まで作ったというから、横綱効果かと推察いたします。知らんけど。

  • 宿:Relax house 95,000MNT /pppn BF P WiFi
  • 朝→  その他:宿の食事
  • 昼→  外食:宿の食事
  • 夜→  外食:宿の食事

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No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです。

ウランウデの十字路に立ち、悩みます。

帰国を第一優先事項としてウラジオストックへ向かうか、それとも寄り道をしてモンゴルに入るか。

モンゴルには、10年前にお世話になったレーサー兼メカニックのA氏が住んでいるのです。

あのときの軽自動車にまだ乗ってるんですよって、自慢したくて。聞いてもらいたい話が山盛りあるんです。

でも、往復1200km。東京から佐賀までもの距離を寄り道とは、非常識かと。

悩むわけですが、今行かなくていつ行く?ってんで、モンゴルへ突入することにしました。

しから、国境で意地悪されます。

ロシア側で、車からすべての荷物を出せと言われまして↓

えええーっ、面倒くせーっ!

とは思いますが、戦時中のロシアに逆らう勇気はございません。出入りの業者のように無垢な笑顔で、いそいそとわが家の家財道具一式を並べます。

左下の「元気村」の段ボールは10年前から使っていまして、もはや家宝級。ボクらを焼却するときはお棺に入れていただきたい一品です。

なんてこと思いつつ後を振り返れば、人々の視線はホームレスを見るように冷めていて。お恥ずかしい。

係官に禁制品はないかとまさぐられますが、No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです(ワインを持ってるけど許して)。

なにひとつ悪いことをしていませんがそれでもたっぷり2時間半もかかって、国境を通過しました。

無事にモンゴルに入り、将来、高速道路になるであろう立派な道をひたすら南下します。

ウランバートルで1時間半もの渋滞に巻き込まれて、夜の9時に「Relax house」に到着しました。

メカニックA氏が経営する宿です。

どうもです、10年ぶりに帰って来ました。

図々しくビールをご馳走になり、厚かましく晩御飯もご馳走になり、来てヨカッタ〜

  • 宿:Relax house 95,000MNT /pppn BF P WiFi
  • 朝→  自炊:おにぎり
  • 昼→  :ショルパ、サヤンカ
  • 夜→  自炊:インスタントラーメン

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たいへん珍しいものを見つけました。

たいへん珍しいものを見つけました。

洋式便器のニイハオトイレです。

水洗式。

中国もとうとうここまで来ました。

って、ここはロシアだけど。

今日はウランウデの郊外、スイス人の家の庭に車中泊します↓

友達どころか知り合いですらない人の家に泊まれるのだから、いい世の中になったものです。

トイレがボットン式なのが辛いけど(左の小屋)↓

でも、目をつぶっていれば平気さ。ってことはなくて、下を見ると嫌なものを見てしまうので「上をむいて歩こう」としたいけれど、穴に落ちたらどんぐりころころどころの騒ぎじゃありません。

まあ、どんぐりはいいとして、ロシアもウランウデまでくると、ぐっと中国文化圏になります。

スーパーマーケットに素めんがあったり、

うどんがあったり、

きしめんとか、

蕎麦とか。

辛ラーメンだって。

って、どれも日本か韓国だけど。

それはいいとして、ウランウデの十字路でボクらは悩んでいます。

右に曲がれば、モンゴルなのです。

700kmほど走れば首都のウランバートルで、ドライバー&メカニックのA氏がいるのです。

けど、いま、そんな寄り道をしている場合か!?

さっさとウラジオストックに向かわないと、またフェリーが欠航してしまうぞ。

愛車のChin号!が壊れちゃうぞ。

どうしよう。

  • 民泊:Taiga Pitch Offroad Camping 500RUB WiFi
  • 朝→  自炊:おにぎり
  • 昼→  自炊:ショルパ、揚げピロシキ
  • 夜→  外食:インスタントラーメン

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