旅々、沈々。

家でまったりしていたら、携帯が鳴りました。

ぴろりろりんと。

知らない番号で、女性の声。

「○○さんですか？」

そうなんだけど、はい○○です、と素直に返事をしたくない今日のボクです。

「あのー、どちらさまですか？」

「○○さんですか？　本人確認をしたいのですが」

「そんなことを言われましても。すみません、どちらさまですか？」

「○○さんだと本人確認できないと、名乗れないのですが」

みたいなことを言うのです。

なにそれ？

いまどきの社会の常識は、電話をかけられたほうが名乗らないとならないの？

本人確認ってナニ？

誕生日とか、好きな色とか言わないとならないの？

どこのだれだかわからない人にいきなり本人かどうか証明せよと言われても、それはなんか納得いかないのだけども〜と、ぐずぐずしていたら、

「○○さんとご本人確認できないなら、失礼いたしました」

と切られました。

なんなんでしょう？

もしかして、どこかのお金持ちが死んで、その方が本当の父親でボクに遺産でも残したとか……。

その線も捨てられないと偽物と思われる父に真偽を尋ねるのもなんなので番号を調べたら、消費者金融でした。

先日、入会したのです。

とうとう、あんた、そこまで、お金がないならないと正直に言ってくれれば貸したのに、と言いたくなった方は下の記事をお読みください↓

とうとう消費者金融デビュー。

無実です。

朝、仕事を始めたら、MacBookAirのケーブルが点滅していることに気づきまして。

緑のランプが点いたり消えたり。そのうち緑色が赤に変わって点いたり消えたり。

故障？

今年の６月に買った新品なのに？

勘弁してください、Macが壊れたら一大事です。

仕事ができなくなります。失業します。職安に行ってもこの歳だし、部長顔だし、誰も雇ってくれません。お金がなくなってアルメニアに戻ることもできず、東京で客死します。

とか考えていたら心臓がバックンバックンいい始めて、血中飽和度が下がってきました。

救急病院を探すと、Macを直してくれそうな一番近いお店は新宿の丸井。でも開店は10時半。いまは9時。ぜんぜんERじゃなくて、とてもじゃないけどそれまで心臓が持ちそうにないとYukoに泣きをいれたところ、0120-277-535なる救急番号を見つけだしてくれました。

電話をして、リモートで診断してもらったりして、話はトントン拍子に進み、ああ職安に行かずに済むと思った矢先、あれー、お客さん保証期間を過ぎてますねーって言われました。

えっ？

今年の６月に買ったんですよ。

もしかして中古品を握らされたか、詐欺だったかとお店のサイトを見たら、謎の文字が。

「新品未開封」

わかるようでわからない言葉です。

っていうか、気持ちはわかるけどわかりたくないというか。

なんにしろAppleさん許してください。気づかなかったことにしてください。必死になって謝りました。

という事件のあった日、神保町の出版社を訪ね、その勢いで16時から焼き鳥屋さんで一杯。

何時に飲んでも、焼き鳥は美味しいと知りました。

Yukoは浅草へ出かけました。

石を見に、“石友”のN姉御と一緒に「ASAKUSA ISI-FLEAMA FUYU」なるイベントへ。

大人気です↓

お昼に出かけて帰ってきたのは夜の11時ですから、どんだけ石好きなんだか。

よかったね、苗字の頭に“石”がついて。

それはいいとして、晩飯に「豚山」とかいうラーメン屋さんに行きまして。

ニンニクどうしますかー？と訊かれて、お願いしますと答えたら、お寿司一貫はありそうな超〜てんこ盛り。

チャーシューはお握りほどある巨大な塊で、野球部が部活帰りに食べるようなスタミナラーメンでした。

お店、間違えたかも。

散歩しました。

家の前から神田川に沿って遊歩道がありまして。

花は咲いていませんが、桜並木です。

道中、テレビに出たという超有名な寒天屋さんが↓

喫茶室は終了してたので、立ち寄らず眺めただけ。

帰り道、コインランドリー併設の日本酒バーでウーロン茶を飲んでひと休み。

隣のカップルが、いま仮想通貨を売って利益を確定すべきだとか、トランプが大統領に就任すると円高だか円安になるからチャンスとかお金の話ばっかりして、心が休まらないです。

晩飯は、名もない中華食堂でラーメン、餃子、上海焼きそば。

ラーメン激戦地の高田馬場でこのだらしない見た目、味でよくもまあ生き残っているものだと感心したものですが、田舎の駅前食堂くらいの実力はあります。

しからば、ジョージアやアルメニアでは必ずや人気店になることでしょう！

ぜひ海外出店を！

と言いたいけど、鍋を振っているシェフは外国人だから、興味ないよね。

来年、アルバニアに引っ越すつもりなんだけど、近所にラーメン屋さんがなくて。っていうか、アルバニアに一軒もないみたいで。

寂しいから、誰かにお店を開いてほしいのです。

今日は、待ちに待った「生」ラジオです。

人気のFM北海道「Be My Radio」↓

通称「ビーラジ」。

いつもはボクひとりで出るんですが、今日はYukoもしゃべりまして。

先日出版された『今日も異文化の壁と闘っています』の宣伝のために。

これ↓

挿絵として、四コマ漫画を70点も描きました。

ン十歳にして漫画家デビューという快挙です。

奇遇にも著者の千葉祐大氏は、東川町の出身でした。だからどうだというわけではありませんが、この大都会東京で同郷の人と仕事をコラボるってそうとうな偶然じゃないかと。

運命という言葉では片付けられない、天の声というか、神々のメッセージを感じます。

ボクもですね神さま、なんとかベストセラーに輝いていただきたいと心の底から願ってまして、でもって相乗効果というんでしょうか、Yukoに漫画の依頼がたくさん来ますように！

お賽銭をはずみますから、よろしくお願い申し上げます。

夜は、新宿三丁目のイタリアンでご歓談。

ジョージア好きの女子がいて、ついつい古き良きトビリシを語ってしまいました。

９年前のトビリシは、廃墟の美しい町でした。

お互い助け合って生きている人情味あふれる町並み↓

いまでは、徴兵逃れのロシア人がたくさん引っ越してきて、デザイナーズマンションが立ち並ぶハラショーな町になってしましたが。

と、歴史を見たかのようなことを偉そうに言って申しわけないです。

ついでと言ってはなんなんですが、ぜひ、この写真も↓見てください。

コーカサス山脈を乗り越えてロシアに密入国しようとしているボクらです。

道がだんだん狭くなって、軽自動車が通るだけで精一杯。

もしかして、車道ではなかったんですかね？