月に向かって新記録。
昨日、感染者数が大爆発して新記録を打ち立てたモロッコですが、今日はさらにメガトン級です。
新たな感染者は、
811人。
月に届かんとする勢いで、連日記録更新。
あまりの数値に尿道が開きっぱなしになるような脱力感を味わっていたら、夜になって、寝耳にミミズな緊急ニュースが入ります。
7月26日の午前0時って、あと3時間しかないじゃん。
前戯なしで主要都市を封鎖するとは、ご無体な。
ノミネートされた都市のなかに、フェリーの港があるタンジェ市が入ってました。
つまりあれですか、政府は8月10日までに出て行けと言いながら、イタリアに行かせてくれないってことですか?
そこんところを近所の情報通M氏に伺うと、今回の都市封鎖は羊を丸ごと食べる祭り「ライード」対策ではないかと、だとするならば一時的なものじゃないかとのことで、なで肩をなで下ろしています。
でも、地元民にとっての「ライード」はなによりも大切なお祭りですから、バスターミナルに人々が殺到して、バス代は機を見るに敏な時価。
家族と祭りを過ごすため、夜を徹して歩くそうです。
ちなみにライードとかいう催しものは、各家庭でヤギを1匹買って、各家庭で1匹さばいて、喉のあたりをぴっと切るんだろうか、焼いて煮て脳みそから丹田まで全部残さず食べます。
ヤギは大きければ大きいほどお父さんの甲斐性ってことになりますから、食べられなくてもLサイズのヤギを買う仕組みです。
当日は、ヤギの断末魔と命の抜けた血の匂いが町中に広がるそうで、かわいそうでとても見られたものではありませんが、参加します。
ヤギって美味しいのよ。