今日もまた、高速道路を走ります。

大都会のカサブランカや首都のラバトを通り過ぎたので、混んでないと思うのです。というか、もはや制限速度の120kmで追い立てられないだろうと。

甘かったです。

キャンプ場にて。

フランス人のおじさんおばさんに囲まれて、質問攻めにあいました。

あんたたち、そんな車でどっから来たの？

どこへ行くの？

もしかして、そんなかで寝るの？

嘘でしょう？

といった感じのことをフランス語で。

ごく僅かに英語が混ざるだけだから、意味不明。

それでも何度も何度も同じ会話を繰り返していると、なんとか、日本からこの小さな車で走ってきたって!? マジで!?

南アフリカのケープタウンまで行って来たって!? マジ!?

ここまで10万km、７年も走ったって!?

「うーららー（驚）」

って驚いてくれまして。

で、コロナのためにモロッコに２年半もいたの!?

今週末、イタリアに行くの!?

「うーららー（驚）」

これから日本まで走るのかー、この車で!?

「すごいねー、あんたたち、うーららー」

なんて喝采を浴びたあとで、おじさんが

「で、いつ、南アフリカに着きそうなんだ？」

「どこから来たの？」

「この車のなかで寝るのか？」

ってまったく同じ質問をするものだから、じいさんばあさんの国際交流って難しいです。

でも、問題はそのあと。

夕方、新しいフランス人カップルがやってきてすぐ近くで立ち話が始まったんだけど、そのときボクら晩飯中。

ご飯に「ゆかり」をかけて、アボカドに醤油を垂らしておかずにしてたんです。

白いご飯に紫色の粉をまぶして、アボカドには黒い液体。お吸い物はワカメがゆらゆら〜。

ジャポネーズジャポネーズって単語が聞こえるから、ナニ食ってんだ、あいつら。って話してたと思われます。

お願い、こっち見ないで。