リフトアップして外側に2cmはみ出せば、いけますか?

キャンピング場のオーナー、クリストフの趣味は軽自動車で車中泊すること。

ジョージアでは小さいタイヤは入手しにくいので、ちょいと大きめの14インチを履いてました↓

リフトアップして外側に2cmはみ出せば、ハンドルを回しても、内部でぶつからないって。

MAZDAのSCRUMでも通用しますかね?

午前中、クリストフの友達のメカニックのお店で、オイル交換。

昼飯は、クリストフからもらった山盛りのお惣菜。

なんだかんだとクリストフにお世話になっているもので、ついつい延泊してしまいました。

こんなにのんびりしてて、秋までに日本に帰れるんだろうか?

  • キャンプ場:ドネーション形式Camp Itara +E +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、ピクルス
  • 昼→  頂きもの:キャンプ場のオーナーから頂いたお惣菜
  • 夜→  自炊:ステーキを焼きました

ロシアの国境は税金を盗るって。


ジョージア人は、小さいことは気にしません。

ガソリンスタンドでタバコを吸います。

ワイナリーの宿が、車中泊をさせてくれるとの噂を聞きつけました。

少々僻地にありまして、吊り橋の向こう岸。

く、く、車で渡って、だ、だ、大丈夫なの?って感じの橋を恐る恐る渡り、

訪ねたら、お庭で車中泊じゃなくて、路駐でした。

路駐?

この山の奥の未開の地みたいなじゃり道で?

強盗はいそうにないけど、クマくらい遊びに来そうです。

クマはもちろん怖いけど、それより面倒なのが頻尿。トイレが遠いので諦めます。

おじいさんおばあさんが経営するキャンプ場へ。

ドイツ人のキャンパーが、お疲れさま、よくもまあ、そんな小さな車で来なすった、ちょっとぬるいけどってビールをくれました。

確かにちょっとぬるいけど、あたたかきご好意、COOLにいただきます。

彼、ジョージアのステパンツミンダからロシアに入ろうとして、国境の荷物検査が半端なかったそうです。あげくに、冷蔵庫とかバッテリーとかパソコンに700ユーロもの税金をかけられて、断念したって。

ロシアの国境って、荷物に税金をかけるのか。

知らなかったです。

うちは冷蔵庫はないけど、パソコン2台にiPad、9本ものスペアタイヤが税金の対象になりそうです。

  • キャンプ場:Ushangi Village 45GEL Camping +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、ピクルス
  • 昼→  外食:ハンバーガーほか 
  • 夜→  自炊:カップ麺玉ねぎ、さくらんぼ

黒い車に、尾行されています。

Yukoはすごいです。

アルメニアの国境で車の保険に入ったとき、担当者が

「お値段は、8000ドラムです」

って言ったんだけど、すかさずYukoが担当者のパソコンを覗いて、

「7000ドラムじゃん!」

って見破ってました。

へへへって顔してるけど、アルメニア人は油断も隙もないです。

アルメニアの国境事務所。

敵国のアゼルバイジャンを旅行したのがよほど気にさわったようで、なかなか通してくれません。

「ビザを持っているのか?」

「なんで、アゼルバイジャンにひと月間もいたのか?」

「どこに泊まるんだ?」

「住所は? 電話番号は?」

質問攻め。あげくに

「WhatsAppの番号を教えろ」って。

Yukoはナンパされてたんですかね?

2時間もかかりました。

アルメニアは、楽天「海外版」の圏外です。

スマホ用にE-SIMを買います。

1GB14日間で、360円(2.25ドル )。これがネットで買えるのだから、便利な世の中になったものです。

夕方、尾行されていることに気づきました。

黒いランクルに。

尾行される覚えはありません。あるとすれば、アゼルバイジャンにひと月間もいたこと。アルメニアのCIAとかだったらどうしよう?

落ち着いて。

尾行は勘違いじゃない?

試しに路肩に止まってみました。

先方は、真後ろに止まりました。

走り出すと、走り出します。

UターンするとUターンします。

間違いなくロックオンされています。

それどころか、窓を開けてこちらに向かって何か言っています。

あの手の振りは止まれ止まれと言っている気がしますが、こういうのは知らないフリが一番。

交番を探したけど、そんなものは見つからない。

誰か、助けて。

  • 宿:Hotel Gold 10,000AMD Twin room +WiFi +P
  • 朝→  外食:コーラとフレンチフライ 
  • 昼→  外食:きのこ、ポーク
  • 夜→  外食:ピザ

お便り

  • カーチェイスして振り切ったらどうでしょう?ランクルvs軽。狭い路地に逃げ込めば勝てるかも?ミッションインポッシブルみたいに・笑。

    • 少し、カーチェイスしました。
      スピードを上げるんではなくて、遅く走って、先に行ってもらおうとして。
      たぶん、悪い人じゃないと思います。
      たぶん、軽自動車が珍しくて話しかけたいだけではないかと。
      よく、後の車が写真を撮ってるから。

そのメンタリティも、雑。

アルメニアの首都、エレバンへ。

アルメニア人の運転は、雑です。

対向車がいても追い越したりするのはジョージアと同じなのでぜんぜん驚きませんが、突然、Uターンします。

どんな道でも。

たいていはスマホをしながら運転しているので、片手ではハンドルを回しきれません。曲がりきれなくて道路を塞ぎ、立ち往生します。

ものすごく危ないし、むちゃくちゃ迷惑。日本だと殺人に発展しかねない極めて不愉快な案件です。でも、アルメニアでは不思議と誰もクラクションを鳴らさないのです。

そのメンタリティも、雑。

今日は、久しぶりに民泊します。

オーナーは、アルメニア人とドイツ人の夫婦。

民泊では、精一杯腰を低くして「ナニも知らない不束者です。いろいろ教えてくださいませ」と下手に出ます。

そうするとオーナーは、よしよし苦しゅうないぞって顔で、より丁寧に接してくれるというものです。

今日は、同じ歳の奥さんが部屋を案内してくれました。キッチンで、

「青い印の蛇口がお湯で、赤は水です」

「一緒に捻ることもできます。ちょうどいい温度になります」

作戦成功です。

明後日、ロシア大使館&領事館を訪ねます。

性懲りも無く、90日間のビザを申請しに。

エレバンのロシア領事館は情状酌量の余地があって、プレゼン次第では90日間のロングビザをもらえると噂を流している外国人がいるものですから。

  • 民泊:Kilikia Guest House 21,730AMD/2n Entire apartment +P +WiFi
  • 朝→  自炊:パン
  • 昼→  外食:ショッピングモールでKFC
  • 夜→  自炊:メロン、バナナ、パン。夜食に桃

まさに比類のない珍情書に仕上がりました。

ロシア大使館に提出する、陳情書を作っています。

ここアルメニアの首都エレバンからジョージアの首都トビリシまで、300km。

トビリシから国境に近い町ステパンツミンダまで、160km。

となるとスケジュールは、7/27にトビリシを発ち、ロシアに入るのは7/28です。

Chin号!の1日の走行距離は200kmだから、宿泊場所は五十数箇所におよびます。およそ60日間。ウラジオストックに着くのは9月末です。

そこんところを陳情書に込めました↓

Screenshot

英語の不出来はスルーしていただいて、ポイントは

コロナのせいで、ロシア⇔日本のフェリーが廃航し、4年間も帰れずにいる夫婦です。

気の毒ですよね。

がしかし、

来月、待ちに待ったフェリーが復活するのです。

いまこそ、日本に帰るチャンスです。

ロシアを横断させていただくわけですが、

車が小さいので、1日に200kmしか走れないのです。

そこで、

90日間のビザをください。

ちなみに、車のメンテナンスのため、

モンゴルに立ち寄ります。

といった内容です。

英文の出来はほっといてもらって、まさに比類のない珍情書に仕上がりました。

プーチン閣下、よろしくお願いします。

  • 民泊:Kilikia Guest House 21,730AMD/2n Entire apartment +P +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、ピクルス
  • 昼→  自炊:ご飯、魚の缶詰、卵焼き
  • 夜→  自炊:メロン、桃、バナナ、クロワッサン

おしまい。読んでくれてありがとう。

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