ジョージアに酢豚がやってきた。
Yukoが、酢豚に挑戦しました。
酢豚、嫌いなんです。
小学校の給食によく出たんだけど、切るのが面倒くさかったとしか思えないくらいでかい人参、大雑把すぎる玉ねぎ。赤身より脂の多い豚肉の塊。この肉がまた、子どもの歯では噛み切れないくらい硬い。全身筋の塊。食材とは思えない主義主張。
そもそも人参も玉ねぎも豚肉も嫌いなんです。その味を少しでも感じたくないのに、調味料をケチってるもんだから、霧のように薄い味。にんじんなんか、大地の恵みを100倍に濃縮したような臭みがあって嗚咽の嵐を呼び起こす地獄飯です。
ドラマとか漫画で給食を食べられずに掃除の最中もひとりで給食を食べてるお坊ちゃんがいるじゃないですか、あれ、ボクです。
トラウマなんです、酢豚。
それがYukoの手によって、ジョージアで蘇ります。
片栗粉がないので、とろみなしで。
酢は、りんごのビネガーです。
離婚も辞さぬ覚悟で食べたら、たいそうおいしかったです。
陳建一さんに書評をお願いしたいくらい。