ピンチのとき。
ルパン三世の次元の口癖は、「面白くなってきやがった」。
ピンチのときに、「面白くなってきやがった」。
単なる負け惜しみな気がするけれど、気休めにいいみたい。
なんかに載ってたのは、「一方そのころウガンダでは……」と現実から逃避するのも悪くないって。
部長かなんかに叱られているときに、神妙な顔をしていながらも頭の中では関係ないことを考えている。現代版馬耳東風。
20代のころ勤めていた会社の社長は、「殺されるわけでもないし」って呟いてました。
ピンチだったんです。工場が納品先を間違えて。月曜日の朝一番に謝りに行かなくてはならなくて。丸の内まで。今月2回目の間違いですからね、いっそのこと死にたかったです。
ああ、懐かしい。
ってわけで、いま、ピンチです。
面白くなってきやがった。