旅々、沈々。

朝、昨夜の渋いカップルが旅立ち。

初めての海外旅行だと言ってましたが、日本からLCCを乗り継いでここまで来たんですから、ボクらよりはるかに旅上手です。

また、どこかでお会いしましょうねぇとタクシーが見えなくなるまで見送るボクらです。

なぜか、タクシーの運転手が手を振ってました。

朝も昼も夜もなく仕事をしてまして、自炊なんかする暇ないので外食三昧。

とは言っても、庶民の外食といえばシャワルマしかないけど。

たまに庭で休憩していると猫がやってきて膝で寝ます。

仕事に戻れないじゃない、困ったなあ。

困った困った。

部屋に机がないので、仕事をするためにキャンピングテーブルを組み立てました。

奥行き60cm幅120cm、Yukoとふたりで使うに十分です。しかしながら「軽い！」がウリのアルミニウム製。足腰が弱くてぐらぐらします。

本当はリビングにある大きなテーブルで仕事をしたい！

18世紀ごろに作られたんじゃないかってくらいがっしりしたアンティークな机に抱かれて働きたい。

檜だか樫の木だかうどの大木の匂いを嗅ぎながら。

でもですね、イギリス人みたいな男性がパソコンを広げていて近寄りがたいのです。

朝から晩までずーっといるし、ときどき電話をしていて、それがまた声がデカくてたいへん長い。こういっちゃーなんなんですが、うざいのです。

なんていうか、リモートワーカーって迷惑。

ノマドより

昼食に、クラブサンドイッチとホットドックを買いました。

クラブサンドイッチを食べたYukoが、美味しくないとは言わないけれど、と言いたそうな顔。

そんな罰当たりなことを顔をするもんではないよ、アルメニア人のおじさんが一所懸命に作ったんだからとホットドックを食べたら、これがまたびっくりこくほど美味しくないのです。

ソーセージの味が舌まで届きません。

おじさん、不純物のポテトフライが多すぎて、噛むほどにソーセージは存在感を失います。

ホットドックの「ドッグ」はソーセージのことだいうのに、なんで埋没するほど芋なんか入れるんですか？

そう思う午後のひととき。

ちなみにYukoの食べたクラブサンドイッチは、Googleで検索した通りのレシピだったのに不味かったんですから、文句のつけようがありません。

寒くなってきました。

夜に出歩くなら、ダウンをお忘れなく。

ジョージアのS君とNちゃんがアルメニアにやってきたというので、さっそくお食事会です。

先日、ボクらの宿に宮崎市のお菓子屋さん夫妻がいたという話をしたところ、

「そのお店、知ってる！　宮崎市出身なんで」

って、S君が。

そうなんだ、宮崎出身ならもしかしてパン屋さんの「cafecoconoe」も知ってるんでないの？

「もちろん！　200回は通いました！」って。

ご贔屓にありがとうございます。

いや実はね、「cafecoconoe」の奥さんと旦那はメキシコ、オーストラリア、インドネシアといろんなところで会った旅友なんだよねって、自慢しちゃいました。

それを横で聞いていたNちゃんは、宮崎大学だって。

アルメニアはロシア人が増えたと聞いていましたが、意外に宮崎関係も多いです。

道産子も負けちゃおられんぞ！と思いながら、ひとり、ビールをおかわり。

少し肌寒くなってきたエレバンです。

午後、近所の小さな市場まで散歩。

とうもろこしが並んでまして。

とうもろこしといえば、世界一周旅行検定の問題を思い出します。

【問】ジョージアとアルメニアのとうもろこしの違いを述べなさい。