このスイッチはなんですか?
あと一歩のところで、電話が切れる。
Skypeをチャージしないと。
あと一歩で電話が切れる。
カタールへの電話代が高い。
チャージしたのに、電話中になくなった。
あと一歩のところで、電話が切れる。
Skypeをチャージしないと。
あと一歩で電話が切れる。
カタールへの電話代が高い。
チャージしたのに、電話中になくなった。
引っ越しました。
フライトが夜中の2時半なので、レイトチェックアウトできる空港近くのホテルを探し出して。
郊外の、舗装されていない住宅街の、野良犬だらけの一郭。
田舎のお父さんが、みんながホテルをやると儲かるって言ってるぞっ、よし、わが家も一発ホテルをやるかってんで、親戚の男衆に近所の連中を集めて作ったような出来栄えです。
安普請だっていいんです。
夜の23時までいられるなら、カーテンが半分しかないとか、ジャケットの一枚もかけるところがないとか、シャワーの蛇口の長さが40cmもあって不自然だとか、便器の蓋が背中にもたれかかって気持ち悪いとか、そういうのは我慢します。
でも、お金を払ったときに「メールで確認したけど、HPに書いてあったようにチェックアウトした後、夜の11時までいていいんだよね?」と確認したら、「はあっ?」みたいな顔で驚かれて、驚きました。
英語は向こうの方が達者なんだけど、レイトチェックアウトの意味を勘違いしているみたいで。
じゃ、出てく!お金返して!って言って、ことなきを得ましたが。
窓が大きくて、目の前にアララト山です。
アルメニア人にとって富士山みたいなものです↓
あの、ノアの方舟が流れ着いた地球一のパワースポットなんですが、戦争に負けてトルコにとられています。
その隣に富士山みたいな小アララト山↓
富士山をとられたら、寂しかろ。
大ピンチです。
エレバン→ドーハ便の到着が遅れることになったので、日本航空に乗り継げません。
カタール航空の日本支社に問い合わせたら、乗り継ぎ時間が45分では間に合わないというのです。
じゃ、どうしたらいいの?
日本支社では時間切れだというので、カタールオフィスに電話をしているのですが、、途中で切れたり、1時間後に電話しろと言ったりして、12時間。
12時間も電話をかけ続けてもぜんぜん解決しないので、空港へ行きます。
日本へ帰れますように。
エレバン→ドーハ行きの便の到着が遅れるので、乗り継ぎ時間は45分しかありません。
カタール空港に問い合わせると、No Problem!間に合います!
日本航空に問い合わせると、当社の乗り継ぎ時間の規定は60分。したがって間に合いません!
ならば、我々はカタール航空を信じましょう。
ドーハ空港に到着後、1000メートルもある巨大な港内を走りました。
手荷物を抱えて、メロスのように。
エクスキューズミーエクスキューズミーと叫びながら、平尾誠二のように人々の間を駆け抜けます。
太ももがパンパンに張り、膝が砕け、鼻から肺が飛び出し、心臓が破裂する寸前、見えたるは搭乗カウンター!
間に合ったのです。
定刻の10分以上も前に。
セリヌンティウス、お待たせしましたぜえぜえ。
息もぜえぜえ、カウンターにぜえぜえ、げほげほげほげほっ咳き込みながらチケットを差し出すと、
「すでに搭乗手続きは終わりました」
セリヌンティウスが言いまして……。
アウトでした。
昨夜は、乗り継ぎ便に間に合いませんでした。
カタール航空の甘い口車に乗ってドーハ空港内を馬のように走り、時間的に間に合いましたが、日本航空の杓子定規な規定が乗せてくれなかったのです。
まだ10分もあるのにぃ(語尾上がる)!
そりゃないじゃないですかっ!
上司を出せ!って叫びながら、あっちを蹴ったりこっちを殴ったりしてカスハラ・ゴジラに変身し、鼻水を吹き出したいところではございますが、グっと押さえます。
言いたいことの一切合切を神様のポケットに突っ込んで、搭乗カウンターを去りました。
精一杯、素敵な笑顔を残して。
カタール航空のカウンターで、バンコク経由の羽田行きを手配します。
なんで、バンコク〜。
おしまい。読んでくれてありがとう。
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