量子力学では……
ベランダにパンくずを置いたけど、誰も食べに来てくれません。
いま食べてくれれば、餌。
このまま放置されたら、ゴミ。
ベランダを覗いて見るまで、餌かゴミかわからない。
これを量子力学では、「シュレーディンガーのパンくず」と呼びます。
今日は仕事の納品日。
最後のチェックをしていたら、おっと、画像は「埋め込み」にしないと事故になる。
ってんで、あわてて追加作業。
終わって、ひと安心。
もう一回データを調べていたら、おっと、使えないフォントが混ざってた。
危ない危ない。印刷所から文句を言われるところだった。
膨大なデータをひとつひとつ点検したら、あっちこっちに地雷が埋まってて、こんなの納品したら爆死してました。
これで完璧。
でも念の為に、もう一回さらっと点検。
そしたらあんた、イラストが変なところに動いてました。
どういうこと?
なにがあったの?
ってわけで、全部一から見直し。
やってもやっても仕事が終わらない。
もしかしてこれは、量子力学でいう「多世界解釈」に陥ったってことではないですかね?
データはひとつではないのです。無限にあるのです。
明日は、Pokinちゃんとラーメンだかカレーを食べに行くというのに。