前方後円墳に住めるかも。
Yukoは翌日に内視鏡検査が控えているため、食事制限があってほぼ断食です。
食べたいものはおろか食べたくないものすら食べられず、かわいそうです。
さぞかしひもじいでしょう。
少しでもYukoの無念を晴らせるならばと、ワタシは四谷の「魚鷹」へ向かいました。
何十年も前に仕事で散々お世話してくれた方が、ご馳走してくれるというのです。
食べ放題飲み放題で。
カウンターの横に直径1メートルくらいの丸く削られた石の(コンクリートかもしれないけど)焼き場がありまして↓

中央に炭が立っていて、串刺しされた魚たちが遠赤外線の刑に。目を背けたくなるほど美味しそうです。
秋刀魚をいただきます。
血管も神経も余すところなく舐めるように食べて、標本のように骨だけ残しました。
秋刀魚の刺身はワタを混ぜた醤油で。ほっくほっくの揚げたてのエビ団子、ポテトフライを箸休めにして。その都度オーダーされるとお手間でしょうから、基本、メニューの右側から左まで。
飲み物も右から左に一杯ずつ、なんてことは実際にはしていませんが、そのくらい恥も外聞もなく食べまくりまして。もう食べられません、飲めません、ゲップをしたら中身も出てきます〜、という土産話をYukoにしなきゃ。
ご馳走してくれた先輩が、ある筋から前方後円墳を譲り受けないかと打診されて悩んでるそうです。
長さ50メートルもある古墳をタダでくれる人がいるんだって。
どうしたらいい?
って聞かれても答えようがないのですが、芝刈りがたいへんかも。
