旅々、沈々。

とうとう、見つけてはいけないものを見つけてしまいました。

イスラム教の禁制品。

これが手に入るとなると、いよいよモロッコ移住に片足を突っ込んだどころか、腰まで浸かった感のある、豚肉。

探せばある。というか、フランス人がいるところに豚肉あり！です。

そういうところ、フランス人ですから。

650gで860円だから、100g132円。

ご禁制の品にしては、意外にお手頃価格です。

まいった。

豚肉が食べられるんじゃ、本当、まいったです。

凍ったラードを見ていたら、家でも買おうか！

って気分になりまして、不動産屋さんを訪ねました。

スーパーマーケットのカルフールから歩いて５分くらいの住宅街で、T路の突き当たりです。

71平米の２ベッドルーム。

不動産屋のWebサイトに載っている写真は、

実際に見てみたら、ちょっと違うわけです。

71平米は２階で、テラスなし。バスルームはひとつ。

写真のテラスは３階の物件で60平米くらい。狭いのにバスルームはふたつ。

ふたつの物件を混ぜて広告するインチキを悪気もなくやっている大家さんでして、そういうところThis is Africa。ごく普通です。

71平米テラスなしは、53000MADだから610万円くらい。

値引きするって。

けど、気軽に炭火焼きをしたいので、テラスは必須条件なんです。

カルフールでナンパしてくれたフランス人のおばさん家に遊びに行ったら、高級ホテルチェーンのマネージャーが出て来て、ボーイフレンドだって。

リタイアしたお年で恋人がいるなんて羨ましい。

ところで日本人って、どうして風呂では裸になるのに、海では水着を着ているんだ？

変じゃね？

って言われたんだけど、海で乳出しているフランス人には一生わからんです、裸のわびさび。

ボーイフレンドはナッシュビルで働いてことがあるってんで、ヒゲを剃るときのテーマソングを聴きました↓

Dolly Parton performs Jolene at Glastonbury – BBC

胸、てんこ盛り。

よくあの爪でギター弾けるね。

新たな感染者は、

1276人。

豚肉は、明日食べます。

200日以上ぶりなんで、興奮してます。

晩飯は、豚肉ステーキ。

少々骨つき。

来週は骨なしを買って、焼き豚でも作りたい。

隠遁生活に希望の脂が射してきました。

屋上で豚を焼きながらメディナ（旧市街）方面を眺めると、

暮れなずむエッサウィラ。

最近、風が強いです。

新たな感染者は、

1336人。

グラフを見ると、第２波の峠を越したような気がしなくもない。

第３波がくるその日まで、頑張ろうぜ人類！って感じ。

希望の光が見えてきました。

噂通りにあべべが辞任するとなると、ほかの国からみると先行き不透明な日本となって円安になるのかもしれないけれど、ご当地としては安心感が漂って円高になると踏んだわけです。

で、ちょいと仕込みました。

寝る前、予想通りに円安になったのに不安を抱えて寝て、朝起きるちょい前くらいから円高で、ほれきたことかと胸高らかで眠れない。

ご祝儀をいただきました。

ごっつぁんです。

これでピザでも食べよう！ってことになりまして、ラクダの見えるカフェへ。

あべべ退陣ボーナスは、美味い。

新たな感染者は、

1221人。

それがどうした！って感じ。

新たな感染者は、

1404人。

まずまず。

西村経済再生大臣だとピーク越えって言ってくれそうだけど、どうじゃろ。

晩飯は、炭火焼きのポークステーキです。

屋上に行くのが面倒臭くてキッチンで炭火焼きしたら、部屋全体が焦げ臭くなったけど、火災報知器がない安心設計。

で、廊下に出て焼いてみたら、アパート全体がきな臭くなったじゃありませんか。

これ、大家さんにバレたら怒られる案件ですが、フランスに帰っているからNo Problem!　ほかに誰も住んでいないし。

炭に滴る脂のぶんだけ幸せになってきまして、牛だって脂汗をかくし、ヤギだって悪いやつじゃないんだけど、やっぱラードには敵わないって思わせてくれたイスラム教に感謝です。

薄切りって売ってないですかね？

自分で切れって話か。

スライサーがほしい。

ひき肉は？

餃子パーティがしたい。

となると、ニラも欲しい。

中国人が引っ越してくるといいんだけど、200人くらい。

200人って、いまこの町にいるフランス人の数です。

本土じゃなくて、香港あたりからいかがでしょう？

この町は、中華料理もないし。

たこ焼き屋はあるんだけどね。

麻婆豆腐も食いたいし。

うどんは買えるんだけど出汁がない。

醤油はあるけど、高いし。

長ネギほしい。