ヨーロッパで、豚を食べよう。

3kmも歩いて、ユリウス・マインル(Julius Meinl)という高級スーパーマーケットで( 日本だとKINOKUNIYAみたいなもんですかね)、缶に入ったコーヒーを探します。

Yuko好みの可愛い缶はありませんでした。

ナニも買わないでお店を出るのは忍びないので、みかんの皮入りチョコレートを一枚購入。

歩いて帰宅、3kmも。

晩飯は、豚肉鍋。

ヨーロッパに来てるんだから牛肉を食べるべきだろうと思う人もいるかもしれませんが、ヨーロッパは豚です。

特に森が多いこの辺とかは穀物が育たないんで、その昔……、たぶんガリア人が手で食べてたころは、冬ともなると豚を飼って食って凌いでたのです。

豚の餌はなんでもいいし、ほっとけばどんぐりを食ってるし、7〜8人兄弟の子沢山で10ヶ月もしたら食えるから。

牛は草しか食わないグルメだし、3年以上育てなきゃならんのでたいへんなんです。

ってことをどっかで読んだことがあります。

豚肉にまとわりつく春雨も美味いあるね。

  • 居候:Go邸
  • 朝→  自炊:レーズンパン、チーズ3種、卵焼き
  • 昼→  自炊:パスタ・ナポリタン
  • 夜→  自炊:豚肉、椎茸、春雨の鍋

敵に曲を贈る。

夜、「Wiener MORZART Konzerte」へ。

楽友協会とか言う建物はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地だそうで、そんな由緒正しいところにマスクなしで入れるものかと心配だったのですが、誰もマスクなんかしてませんでした。

重ねて、Tシャツだと追い出されるんじゃないかと怯えたものですが、どう見てもトランクスだろって感じの短パン男もいて、心強かったです。

おじさん、ズボンを履き忘れたんじゃないの?

なんだかんだとご当地のモーツァルトものがあれこれ流れて、締めは「トルコ行進曲」です。

観客総立ちで盛り上がってフィナーレを締め括ったわけですが、よくよく考えてみるに「トルコ行進曲」といえばこれだけど↓

https://youtu.be/xhY9qIUn0vU

ベートーベンも作ってました↓

トルコ行進曲 ベートーベン 小学1年

トルコと戦争しておきながらトルコに曲を贈るとは、オーストリア人の愛って歪んでます。

なんてことを書いておきながらアレですが、Yukoが「トルコ行進曲」なんて演奏してなかったって。

最後の曲は、

ラデツキー行進曲・軍艦行進曲 – 陸上自衛隊東部方面音楽隊

もはやモーツァルトでもなんでもなくて、ヨハン・シュトラウス1世だったです。

ヨハンったら。

たぬき親父が美味そう。

トラムに乗って、土曜日開催の蚤の市へ。

いちいち「トラムに乗って」なんて書かなくてもいいよって思うかもしれませんが、トラムに乗るだけで冒険なんです。

駅名は読めないし、何番線かわからないし、というか、路線図を見ても現在地すら不明で。チケットの買い方とか、大人2枚を指定したいのにどうして犬の絵が描いてあるの?とか、なぜかコインを受け付けてくれないとか、打刻しないと罰金だとか、マスクしないと怒られるとか、罰ゲームなみのプレッシャーです。

無事にトラムに乗り込んでも、停留所の看板が小さくて、読めもしない駅名を見ることすらままならない。

でも、まあ、着くわけです、なんとか。Yukoがスマホをガン見してるんで。

で、速攻で蚤の市に向かったかというと、日本食材店を見つけたものだから、こんなもんを買ってました↓

たぬき親父がキャラクターみたい。

モロッコでの車中泊用です。

オーストリアでは「たぬき親父」が流行ってるみたい↓

山本製粉、初めてみました。

焼きそばを見てたらお腹がすいてきたんで軽くナニか食べたいんだけど、どのお店も一食15ユーロくらいして、それって2,055円です。

ジュースとかビールなんか飲んだりしたら、ひとり3,000円近くなります。

それは怖い。

バブル世代だというのに、昼飯に怯えるとは情けない。

  • 居候:Go邸
  • 朝→  自炊:レーズンパン、目玉焼き、チーズ3種
  • 昼→  外食:ケバブのサンドイッチ、ほうれん草のピザ
  • 夜→  買い食い:昼の残りのピザ

ゴミ袋を敷いて。

大谷選手の11勝を記念して、公園で読書。

敷物を持ってないので、ゴミ袋を敷いて。

本は、Go邸の本棚から借りたカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」。

カズオ・イシグロを最後まで読めないタイプなんで、ここはじっくりと腰を落ちつけて一字一句を丁寧に読んでいたら眠りに落ちて、やがて雨が降ってきたので、帰宅。

晩飯に、大谷選手の15勝を祈念して、特売のソーセージを焼きました。

ボブサップの中指みたいのが10本で、270円(1.97ユーロ)。

安いけど、マスタードがよくあうんです。

ところで、ビッグニュースが舞い込んできました。

この日記のあとで書きます!

  • 民泊:Go邸
  • 朝→  自炊:クロワッサン、チーズ3種、卵焼き
  • 昼→  自炊:パスタ・ナポリタン
  • 夜→  自炊:特売のソーセージを焼きました。

復活!ウラジオストック⇄韓国のフェリー

いつの間にか、ウラジオストック⇄韓国のフェリーが復活していました。

こっそりと。

メールで料金を訊いたら

Ocean freight for car : 172,000円(USD1,240(SEP,2022))

Passenger boarding charge(economy class) : ひとり7万円(KRW678,000/person)

合計312,000円。

高いなあ。

韓国から日本もフェリーだし、そっちはいくらするんだろう?

なんにしろ、いまロシアを走ろうにも左のようなオレンジ色の「渡航中止勧告」。

戦地じゃないのに、危ないって。

プーチンのせいでクレジットカードのVISAとMasterが使えなくなったことだし、フェリーに乗るのは来年以降です。

お便り

  • べらぼうな!金額ですね。これじゃコンテナと同じじゃないですか。
    こんな高額になったのも、ウクライナ侵攻のせいなのでしょうか?
    侵攻がおさまって安くなるのを待つのが得策かもですね。

    • モンゴル→日本のコンテナが安いと聞いていたのですが、いまは5000US$くらいするって。
      コロナで値上がりしたみたいです。

      • 内陸国のモンゴルからコンテナ発送する手があるんですね。
        運送距離が伸びると高くなりそうなので、なるべく沿岸まで自走して安くあげようと、これまで考えていましたが、そう言う手があるとは知りませんでした。
        目からウロコです。

        • 目からウロコでした?
          もう少し詳しく説明すると、日本から中古車を輸入しているモンゴルの会社があって、中国を経由するけど輸送費は一台数万円。日本に送るんでも同じ値段だと聞いてたんです。
          でも、コロナの混乱で十倍になったみたい。

          • なるほど、なるほど。ありがとうございます。

おしまい。読んでくれてありがとう。

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