馬に襲われた。ってか、馬糞が臭い。

軽自動車で地球半周中です。

本当は2、3年くらいの旅だったのに、いつのまにか5年も経ってしまい、いい加減に日本へ帰るぞ!と走りたところでコロナの波。

モロッコに2年間半くらい閉じ込められて、やっと国境が開いたと思ったら、ロシアとウクライナの戦争。危なくてシベリアなんか横断できません。

しかも、コロナと戦争のおかげで、日本に上陸するフェリーがなくなったし。

といった事情がありまして、軽自動車旅9年目に突入。

このまま日本に戻れないような気がしていたところ、今年の8月初旬、ウラジオストック→韓国経由→鳥取県境港のフェリーが再開するとのニュースが。

帰ります。

船があるなら、さっさと帰ります。

戦争なんかかまっちゃられません。

9月中旬の同窓会もあることだし。

今日は頑張って、235kmも走りました。

日本まで、あと13000km。

頑張れ、お父さん。

今宵のキャンプ場は、山の中です。

イタリア人のなんとかっていう青年が、軽自動車のことを知っていて

「そんな車で、よくぞここまで来なすった」

と歓迎の印にビールをくれました。

ありがとう。

旅をしててなにが楽しいって、知らない人からモノをもらうことです。

キャンプ場にインターネットはないので、楽天のスマホを使います。

サクサクっとネットに繋がり、三木谷さん、すごいです!

キャンプ場の横に川が流れていて↓

釣りキチ三平が出てきそうですが、いたのは↓

カエル。

背中と足がイボイボしてるので、暫定的にイボガエルと呼びます。

このイボガエル、イタリア人のなんとかさんが言うには、昨日、カワセミに食われたそうです。カワセミ、意外にやるもんです。

って、カワセミって日本語じゃないの?

って驚いてたら、日本好きのイタリア人で、納豆が好きだって。

そんなこんなのイタリアンな夜、大事件が。

キャンプ場は馬に襲われました。

野良の馬。

芝生を食いまくり。

あげくに、糞を撒き散らかして。

ひどい連中です。

真夜中にもやってきて

ボクらを食うことはないと思うけど、不気味。

ってか、うんこ臭いです。

いつもより頻尿になりそうな月夜。

  • キャンプ場:Camping Oreyte 20 BRN /pn +E
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、サラミ、ピクルス
  • 昼→  外食:ミックスBBQ
  • 夜→  買い食い:メロン、パン

新しいクーラーボックスが嬉しい。

クワガタが飛んでました↑

日本に持ち帰ると、高く売れますかね?

日本へ向かっています。

8月下旬の境港上陸を目指してます。

日本まで13000kmもあるので、日々、超特急的に急いでるところです。

で、ブルガリア。

道中、フランスのアウトドアショップ「デカトロン(DECATHLON)」を見つけてしまいました。

どんなに急いでいても、デカトロンともあれば無視はできません。

店に入るだけで楽しいもんで。

さっそく、クーラーボックスを購入しました。

冷蔵庫が壊れてるもんで↓

5200円!

たいした商品ではないけど、もう一回言いたくなるような5200円。

正直、高いです。

安倍総理の冥途の土産、円安の恩恵を被っておりまするが、それでも最近、かなり夏夏夏ココナッツになってきたので、クーラーボックスでもないと涅槃に着いちゃいますから。

キャンプ場は、ここ↓

わずかな木陰に身を寄せて、バルカン半島の日差しに身を焦がしていたら、キャンプ場のボスがやってきて、

「もっと、涼しいところにしたらいいじゃん」

引っ越しました。

日本語を話せるんだぞって威張って、「やめっ!」とか言ってました。

ボスは、ブルガリア柔道界のチャンピオンだそうです。

ところで、壊れた冷蔵庫、どこに捨てよう。

  • キャンプ場:Oasis Camping 35BRN /pn camping +E +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、ピクルス、サラミ
  • 昼→  外食:スーパーマーケットのお惣菜

本当に、お肌にいいんでしょうか?

聞いてください。

8月下旬のウラジオストック→韓国経由→境港のフェリーに乗るため、超特急で日本を目指して走っています。

あと13000kmくらい。戦争中のロシアでオーバーステイにならぬように綿密な計画を立てましたが、もうすでにスケジュールからはみ出しています。

そんなことではいかん!わき目も降らず、極東まで直球一直線じゃ。

とか言いながら、ブルガリア版の「死海」に寄りました。

黒海のすぐ横にある、

小汚い川の先に(ここでは、ピンク色と呼んでいます)、

ブルガリア版「死海」があります。

塩分が濃すぎて、どんなに太っていても沈まない不思議なピンク池なのです。

ほらっ↓

Yukoは1mmも泳げないので、正真正銘に浮いてるんです。

塩の力はすごい。

ということを確認したあとは、隣の湯船「泥の池」に入ります。

これ↓

単なる小汚い水たまりにしか見えないかもしれませんが、違うんです。

お肌にいいんです。

小汚い水たまりに入って、底に沈んだ泥をほじくり出すと、それが墨のように真っ黒。その黒い泥をカラダに塗りたくります。

耳なし芳一のように、くまなく。

こんな風に↓

まんべんなく泥を塗ったら、日光浴をして、泥を乾かし、

小汚い水で泥を落とします。

つまり泥の成分は、あまたの旅人の角質層の汚れ、ということになりますよね。

本当に、お肌にいいんでしょうか?

今夜のキャンプ場↓

バルカン半島はすっかり夏。

木陰がないと干からびます。

  • キャンプ場:Ailyaka Camping 60 BRN /pn +E +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、ピクルス
  • 昼→  外食:なにを食べたっけ?
  • 夜→  自炊:ソーセージのベーコン巻き

お便り

  • 久々に、とてもインパクトのある画像ですね。
    正に「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」を実行されたお二人はスゴイです。

    引き続きご安全に日本を目指して、移動を続けてください。
    トルコ編楽しみに待ってます。

    • これからもインパクトのある写真を心がけます!
      やっぱ、Yukoの水着姿ですかね?

国境の東は、むちゃくちゃ暑いです。

8月末に、日本に帰ります。

ロシアが30日間しかビザをくれないという噂があります。

となるとです、余裕をみて計算すると、シベリア横断は1日400kmペースで25日間。軽自動車ですから、けっこう無謀な強行軍ではないかと。

しかし諦めるにはまだ早いと、必死こいて東に向かって走っています。

暑い暑いブルガリアから、トルコに入りました。

国境の東は、熱いです。

去年の東京ほどではないにしろ、日差しが剣山のように脳天に突き刺さります。

今宵のキャンプ場は、多角形の白いコテージが並んでいました。

宇宙基地のようです。

わが家は一番奥。

宇宙基地のトイレとシャワーをお借りします。

ちょっとしたグランピング。

って気がしたのですが、クオリティは残念でした。

掃除をしていない。

トイレのゴミ箱からはみ出した、誰のモノともしれない丸まったトイレットペーパー。

これほど心を打つブツがありましょうや。

ちなみに、トルコの車の保険は国境で購入できます。

ひと月間で50ユーロです。

  • キャンプ場:Mars Doğa & Camping 990 TRY /pn +E
  • 朝→  自炊:パン、ピクルス
  • 昼→  外食:なんだっけ?
  • 夜→  自炊:パン、ジャム

お便り

  • あー、こんな感じの犬くん、トルコでよく見ましたね。懐かしいです。
    お二人と愛車のご安全な帰国をお祈りしています。

冷たくて甘くて、優しさがほんのりしょっぱくて。

なにかいいことありますように!

と願いを込める、777(Top写真)。

FM北海道の『Be My Radio』に「生」出演しました。

後で気づいたんですが、トルコと日本の時差が1時間縮まってました。

スマホの時計が1時間も狂っていたのに、どうして朝の7時に「生」出演できたのだろう?

謎です。

日本に向かって本格的に走り出した、我ら「Chin号!」一行です。

高速道路を避けながら、イスタンブールを目指します。

名もしれぬ町でお茶を飲みながら、明日泊まる予定のAirbnbをチェック。

したら、民泊のオーナーが、駐車場代は別途料金だと言い出しまして。

予約した後に、なにを戯けたことを言っとるとですか。

Free Parking on Premisesにチェックを入れておきながら近所の有料駐車場を案内するとは、あんまりじゃないですか!

全力で闘いますよ!

って威勢のいいことは言えなくて、揉め事のときはいつも一家の大黒柱にご登場願います。

Yukoさん、いつもすみません。お世話になります。

Airbnbのカスタマーセンターに電話してもらっていいですか?

インターネットのあるキャンプ場がなかなか見つからず。

子どもと犬と猫と鶏が走るまわるファミリーキャンプ場へ。

プールがあるけど、

泳ぎません。

隣のおじさんが、スイカをくれました。

冷たくて甘くて、優しさがほんのりしょっぱくて。

  • キャンプ場:Camperist Caravan & Camping 1,000TRY /pn +E (50TRY) +WiFi
  • 朝→  自炊:パン、ピクルス、りんご
  • 昼→  外食:ケバブ屋
  • 夜→  自炊:パン、メロン

お便り

  • とうとう、帰国ですね。ロシアどうなんですかね。気を付けてください。移住は?

    • いやー、なかなか厳しい状態です。
      ロシアが長いビザをくれないみたいで。

      ジョージア→ロシア→カザフスタン→ロシア→モンゴル→ロシア

      って、感じ。

おしまい。読んでくれてありがとう。

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