村へ向かうバスは、1日1本。
今日、東京に戻ります。
これがなかなか難しい。
飛行機は、旭川空港19時半発。
バス停がある町役場へ向かうバスは、1日1本。
すぐには理解してもらえないと思うので、もう一度書きますね。
バス停へ向かうバスは、1日1本。
スクールバスをヒッチハイクするのですが、それが朝の7時半。
つまり、19時半の飛行機に乗るために、家を出るのが7時半。
12時間前。
西アフリカの山の中の話ではなくて、北海道はでっかいどーって話……、でもなくて、というのも家から飛行場まで15kmと離れてないから。
歩いた方が話は早いのですが、遠足に行きたいわけではないのです。
バスに乗りました。
8時すぎには、町役場に着きました。
さて、どうすっべか、あと11時間半。
しばらく徘徊してから、9時から図書館で仕事しましょう。
これがまたいい図書館で、あっちこっちに気持ちのいい机と椅子がある。
とりあえず勉強ルームへ↓
仕事が捗ること捗ること。
午後、有名な隈研吾氏設計のリモートオフィスを冷やかしに。
町のお金で好き勝手しやがって!
なんてことを影で言う人がいるかと思いますが、そんなことを言ってはいけません。
隈研吾さんだって、頑張ったんですから。
人のお金だと思えば、なんだってできるんですから。
どんだけ人様のお金を遠慮なく使えるかが、人の価値ってもんですから。
東川町の方針は、有名人のネームバリューにのっかってるなんて心無いことを言う人がいますが、誰ですか、それ?
聞いたことないです、まったく。
さて、旭川空港。
チェックインして、搭乗口前で定刻を待っていたら。
なんなんですかね、旭川の人って気がゆるいんでしょうか?
検査場で荷物を忘れる人が多い。
しょっちゅう、係の人が「この鞄をお忘れのお客さんはいませんか?」とか、走り回っていて。
それから飛行機に乗っても、通路を間違えるのか、客席を横切ってあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
飛行機くらい落ち着いて乗ってよ。
素人じゃないんだから。
って思いながら、腕を組み、目を瞑っていた私に、
「お客さん、席を間違ってないですか?」
えっ!
す、すみません。