旅々、沈々。

新たな感染者は、

180人。

決して少なくないけれど、もう気にならない。

カルフールで食料品の買い出し。

ベーコンがないけど、もう気にならない。

タイヤ屋さんで、スタッドレスタイヤ探し。

そんなものは売ってないって言われたけど、気にしない。

ブラジルのドルソナロ大統領が３度目の陽性だったけど、気にしない。

円安だけは勘弁して。気になる。

この手打ちラーメンに挑戦したい↓

トランプが日和ってしまった。

「Wear a mask, get a mask」って。

でも、トランプの朝令暮改って琴線がささくれ立つほどに爽やか。

なんか、いいんだよね。

モロッコ政府が８月10日までに出て行け！と言っても、わたしゃ気にしないわよって言っていた大家さん、妙齢後半のフランス人M女ですが、突然、夜中に帰国しました。

御機嫌よう、ではさよーならーって。

３階の窓、全部開けっ放しで。

びっくりさせてくれます、フランス人って。

先週はブリジットも帰国したし、フランス人が逃げ出すとなるとなんか不安になるじゃないですか。

とりあえず、エッサウィラの外国人を牛耳るイミグレのマルコーニーにWhatsAppを送ります。

すみません、旅人なんですが、８月10日以降もいていいですか？

うちって車旅なんですよ、飛行機はダメなんすよ。で、フェリーでスペインとかフランスに行くしかないんだけど、まだコロナが多くて危ないっすよね。だから、せめてあとひと月くらい。頼みますよって。（本当はイタリアに行くんだけど、そこんところは隠して）

既読スルーを食らっています。

さて、新たな感染者は、

220人。

ぜんぜん驚けない、順当な数字。

新たな感染者は、

302人。

第一波の最高値より多いけど、もう慣れてしまった。

ちなみに、連休中の東京は過去最高の366人。

イミグレから、滞在延長の返事なし。

非常に困ったことになってきました。

新たな感染者は、

570人。

新記録です。

このうちの484人は接触者追跡システムとかいうもので見つけたので、想定内です。

だから、ぜんぜんOKです。

まったく問題ありません。

無視してもらって結構。

忘れてください。

見なかったことにしていただきたい。

と重ね重ね申しますのはですね、この爆増がEUにバレたら困るのです。

EUの「渡航制限解除リスト」から↓

7月1日から、以下の方もイタリアへの渡航が許可されました。

アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、大韓民国、タイ、チュニジア、ウルグアイに居住する外国人

https://www.esteri.it/mae/en/ministero/normativaonline/decreto-iorestoacasa-domande-frequenti/focus-cittadini-italiani-in-rientro-dall-estero-e-cittadini-stranieri-in-italia.html

モロッコが外されたら、イタリアに行けなくなるじゃないですか！

と焦っていたらあんた、７／23の日本の新感染者は981人！

もっとひどい。

非常にまずいです。

日本で感染者が増えているのは「遠い日の花火」のように眺めていたのに、意外に「恋は路傍の花」くらいに身を焦がします。

EUに行けなくなると逃げ場がなくなって、わが家は詰んでしまいます。

ちなみに昨今の第二波到来で、エッサウィラ郊外の宿はランチが禁止になりました。再びロックダウンの気配。

タイヤ屋さんに行って、軽自動車の冬タイヤ（スタッドレス）を探したけどない。そんなことは電話で問い合わせたらいいじゃんとお思いでしょうが、実際の車を見て触ってみないと納得してくれないのが、アフリカ流の商売です。電話で寸法や型番を伝えても、よしわかった、一度車で来てくれって言われるのです。手触り重視、頑固なまでに対面商売です。

Yukoは、おしゃれカフェ「ダルババ」にて「Jaboo」の商談会。

ロードクロサイトが売れました。

まいどあり〜。

アメリカのニュース、マクドナルドが全面的にマスク着用！

そういえば、生まれてはじめてマクドナルドのハンバーガーを食べたとき、街角に流れていた曲は、Chicago の 「Hard To Say I’m Sorry」

素直になれなくて　/　シカゴ　/　歌詞

イギリスのジョンソン首相がコロナの初期対応の過ちを認めたことだし、トランプとかうちの大統領に聴いていただきたい。

昨日、感染者数が大爆発して新記録を打ち立てたモロッコですが、今日はさらにメガトン級です。

新たな感染者は、

811人。

月に届かんとする勢いで、連日記録更新。

あまりの数値に尿道が開きっぱなしになるような脱力感を味わっていたら、夜になって、寝耳にミミズな緊急ニュースが入ります。

7月26日の午前0時をもって、タンジェ、テトゥアン、フェズ、メクネス、カサブランカ、ベレヒッド、セタット、マラケシュへの旅行を禁止することが決定されました。

https://www.lavieeco.com/coronavirus/interdiction-des-deplacements-de-et-vers-tanger-tetouan-fes-meknes-casablanca-berrechid-settat-et-marrakech-a-partir-de-minuit/

7月26日の午前0時って、あと３時間しかないじゃん。

前戯なしで主要都市を封鎖するとは、ご無体な。

ノミネートされた都市のなかに、フェリーの港があるタンジェ市が入ってました。

つまりあれですか、政府は８月10日までに出て行けと言いながら、イタリアに行かせてくれないってことですか？

そこんところを近所の情報通M氏に伺うと、今回の都市封鎖は羊を丸ごと食べる祭り「ライード」対策ではないかと、だとするならば一時的なものじゃないかとのことで、なで肩をなで下ろしています。

でも、地元民にとっての「ライード」はなによりも大切なお祭りですから、バスターミナルに人々が殺到して、バス代は機を見るに敏な時価。

家族と祭りを過ごすため、夜を徹して歩くそうです。

ちなみにライードとかいう催しものは、各家庭でヤギを１匹買って、各家庭で１匹さばいて、喉のあたりをぴっと切るんだろうか、焼いて煮て脳みそから丹田まで全部残さず食べます。

ヤギは大きければ大きいほどお父さんの甲斐性ってことになりますから、食べられなくてもLサイズのヤギを買う仕組みです。

当日は、ヤギの断末魔と命の抜けた血の匂いが町中に広がるそうで、かわいそうでとても見られたものではありませんが、参加します。

ヤギって美味しいのよ。