大都会の小さな願い。

溝の口まで、散歩。

二子玉川に住んで、散歩が増えました。

高田馬場にいたときもよく歩いてましたが、あのあたりはあまり面白いコースがなくて。

二子玉川なら東西南北どちらに向かっても適当な住宅街。貧民街がないのはつまらないけど、瀟洒な家ってんですか、精一杯頑張った感のある家々は見ていていじらしいっていうか、涙ぐましいというか、羨ましいです。

心から土地がほしい、そう思います。

なんも1000坪も欲しいなんて図々しいことは言いません。

狭小住宅を建てられたら、それで満足なんだけど。

こんな小さな願いくらい、神さんに届かないんだろうか?

Yukoの願いは、モスバーガーだって。

んじゃ、モスでも食べて本でも読もうか。

したら、中国にこんな話があると語り出して。

Yukoは、お墓参りへ。

ドイツ人のCくんが、ボクをインタビューしたいと言い出して。

英語が話せないボクをインタビューするなんて、いい度胸です。

ボクらの旅人生をポッドキャストにしたいって。

グッドアイデアです。でも、会話をしていて気づかないんだろうか、英語が通じていないってことに?

Cくん、ものすごく鈍感ですか?

それとも、とてもつもないスピリチュアル系の天才で実は心で会話しているのかわかりませんが、以心伝心はポッドキャストにはならないと思いながらもインタビューを始めたと思ったら。

今朝、彼女と喧嘩したと言ってました。

彼女がなんで怒っているのかよくわからないと。

別れると言ってるって。

どうしたらいいですかね?って。

部屋を片付けないとか、朝起きれられないとか、無職だが焦っている様子がないとか、そんなところが気に入らないそうです、彼女。

なるほど。

でもCくん、今は無職だけど野望はあるのです。野望を前にして、部屋を片付けないとか昼を過ぎても起きないとか、そういうのはどうでもいいんじゃないかと言っているかもしれないし、言ってないかもしれません。

高く飛ぶためには、掃除をしている暇はないとか、十分な睡眠は大切だとか言っているような気がしなくはないけれど、なんせ英語だから真相はわかりません。

時折り耳に入る、come、go、eat、sleep、say、angryを繋ぎ合わせて推測するわけだけど、とりあえず、言い訳しないで態度で示せ!と言っときました。

したらCくん、神妙な顔をして、中国にこんな話があると語り出します。

飼っていた馬が逃げたけど、荷物を持って帰ってきて得したと。儲かったと。

それは「人間万事塞翁が馬」と言って、いまの君の件にはなにひとつ関係ありません。

ついでに言うと、ポッドキャストなんか収録してる場合じゃないみたい。