10年かけて、ゴールイン(仮)!
昨夜は、地球半周ドライブの最後の車中泊でした。
最後のボットン式トイレは、珍しく赤茶色のレンガ作りでおしゃれ!と喜んだのも束の間、新築時はどうだったか知りませんが、今や昔。ドアを閉めたら2度と娑婆に帰って来れないような、幾層にもこびりついた怨念、湿り気、ぬめり、鼻にまとわりつくブラウン運動。
勇気を振り絞って中に入るもドアは閉められず、穴に向かって一歩進み、半歩下がる。へっぴり腰になり候。目は焦点が合わないように半目ゆえ、道半ばにて穴に届いてなかったやもしれず。歴史はこうして重なってゆくんです。
今日は、地球半周ドライブのラストランです。
思い起こせば、稚内からフェリーに乗って樺太へ渡ったのが10年前の2015年。
先週だかシベリアのど真ん中で故障して心配させてくれましたが、よくぞここまで走ってくれました。相棒の「Chin号!」に、暖かい拍手をお願いします。
ウラジオストクまで、280kmです。
あとひと踏ん張り、頑張りましょう!
とか言ってるうちに、着いちゃいました、ウラジオストクに。
極東最大の軍事基地は、春。
民泊みたいなマンションにチェックインして、夕方、街に繰り出します。
ロシアは、下手な欧米より綺麗です。
中国のようにゴミが落ちてない。ドイツのように昼間っから酒を飲んで寝転がってる酔っぱらいとか、アメリカのように目が逝ったジャンキーとか、メキシコのようにお金を乞うおじさんとかがいない。
観光客はいるけれど邪魔になるほど多くないし、平和。

意外な人に会いました↓

Yukoの愛読書「イワン・デニーソヴィチの一日」を書いたアレクサンドル・ソルジェニーツィン。
あのフルシチョフが、ウラジオストクを「ソビエトのサンフランシスコ」にすることを要求してたとかで、その名残りの「金閣橋」↓

潜水艦「C-56」↓

火鍋を食べながら、「濾過?」していないとかいうビールで乾杯。

鳥取県の境港に上陸してラーメンを食べるまでは旅が終わったとは言えませんが、お疲れさまでした、Yuko。
来年は、アルバニア?
それともポルトガルにする?