振り込め詐欺だったらどうしよう。

あした、イタリア行きのフェリーに乗ります。

高さが1.9メートルに収まるよう車の屋根のキャリーを外したり、小腹が減ったときにようにバナナやりんごを買ったり、あ、そうそう、お茶を飲めるように湯沸かし器も持っていかなきゃ、とか考えながら、先日アップした動画にちょいと文字を入れてみました。

こんないいかげんな編集でもけっこう疲れるものでして、一生、ユーチューバーにはなれそうにないです。

夕方、メディナでクスクスを食べて、フランス大使館前のカフェでまったり。

明日、無事にフェリーに乗れますように。

そればっかり考えているのですが、そういえば、ヨーロッパの車輌保険がまだ届いてないじゃん!って気づきました。

メールを探したけど、来てないです。

5ヶ月分の679ユーロ(94,331円)も払ったというのに、振り込め詐欺だったらどうしよう。

  • 民泊:Abdou's AP 75EUR /3nights Duplex +Share Kitchen and BR, WiFi Parking 20MAD /pn
  • 朝→  :食べない
  • 昼→  外食:クスクス+ペプシコーラ2本
  • 夜→  買い食い:バナナ

イタリアへ向かう船の上(1泊目)

土、日、月と船の上です。

地中海です。

これがなかなかキツい船出でして、出航は夕方の18時半だというのに、チェックインは朝の9時半から14時半まで。

午前11時ごろに行ったら、船が出たのは夜中の12時過ぎでした。

NETFLIXをたくさんダウンロードしてたのでいいけど。

P.S.現場より

船の中はネットが繋がらなくて暇なので、無駄に詳細な日記を書いています。

朝6時に起きて、Yukoがおむすびを6つ握り、9時前に出発。

海岸線を走って1時間後、45km東の港「Tanger Med」に到着。

船着場でチェックインします。

係のおじいさんが

「朝飯食ってるんで……」ってお茶を飲んでるところ、モロッコです。

チェックイン後、車でゲートをくぐりパスポートにスタンプをもらい、超巨大なスキャニングカーが5台の車を一気にスキャニング。隠れている人とか、ランチャーとかロケットを見つけることができるんですかね、たいしたテクノロジーです。

次に、麻薬犬が車内の匂いを嗅いでまわり、最後は警察官による荷物検査。運の悪い車は荷物をほとんど全部下ろされていました。

うちは一回だけ質問を受けただけ。

「これ、なんだ?」

炊飯器です。

荷物検査が終わったら船に乗れるかとわくわくしていたのに、ひと言のExcuseもなく待たされます。

延々と8時間。

一切の説明もなく。

そういうところ、モロッコです。

でまた、車の誘導が下手くそで、あっちに留めろこっちに留めろと2、3度やり直し。

さらに2時間も待たされて、出港。

ロベルトという南アフリカ出身のイタリア人が、あんたたちの車すごいな、たいしたもんだよ、イタリアで困ったことあったら電話してくれって、電話番号をくれました。

そんな日。

旅々、沈々。「南アフリカ編」の最終章が始まりました。

  • :イタリアへ向かう船
  • 朝→  :食べない
  • 昼→  自炊:おにぎり
  • 夜→  外食:パスタ+チキン+サラダ+パン(28ユーロ/早割のFoodチケットを購入したので、少しお得)

お便り

イタリアへ向かう船の上のはず(2泊目)

地中海は、晴れ。

ときどき雨。

海に降る雨って、壮大な挑戦というか無駄というか、暖簾の腕押し感。

おじさん、いろいろ考えちゃいます。

波、穏やか。

船の個室は寒くて、嫌がらせをされてるんじゃないかってくらい。

布団にくるまって、NETFRIXを観て、本を読んで、バナナを食べて、退屈しています。

湯沸かし器を持ってきたのだから、カップ麺があればどんなによかったことでしょう。

モロッコに美味しいカップ麺がないから買わなかったんだけど。

イタリアに上陸しました!

聞いてください、フェリー、ひどいんです。

到着予定時間の1時間も前に部屋を追い出すから、スケジュールより早く着くのかと思うじゃないですか。

したっけ、ひと言のアナウンスもなく3時間も待たせるんです。

で、深夜の12時すぎに到着。

そんなに遅れるなら、23時まで部屋にいてもいいじゃないですか、ね?

くたくたですよ。

で、船のなかの駐車場がこれまたカオス化してて

  • 隙間なく車を詰め込んだので、ドアが開かない人
  • 自分の車を見つけられない運転手
  • バック駐車してて抜け出せない人
  • 家族の車が見つからなくてゾンビのようにうろつく子供たち
  • エンジンをかけたけど、家族が来ない人

車を外に出せないじゃないですか。

港を出たら、2時を過ぎてたじゃないですか。

初めてのイタリアで、夜中の2時に放り出されてもどうしていいかわからない、ってか、行くところがないです。

とりあえず路駐して、屋根のキャリアを取り付けます。

で、タイヤを9本も乗せてたら、警察にそんなところに車を停めるなと怒られたし。

でもね、おまわりさん、どこへ行けばいいの、こんな夜中に?

寝静まったGenovaの街を彷徨って、駐車場を見つけたのは3時過ぎです。

泥棒が出るって噂の駐車場です。

窓ガラスを破るらしいです。

でもまあいいや。

ほかに行くところないし。

屋根の上のタイヤを盗んでも窓ガラスは割らないでね、って祈りながら寝たのが、4時。

疲れました。

イタリアは、126カ国目です(たぶん……)。

  • :駐車場(archeggio Camper La Marina 4EUR /ph)
  • 朝→  自炊:バナナ、りんご
  • 昼→  外食:サンドイッチ
  • 夜→  :食べない

ドイツでワクチンを打ってくれるって。

8時半起床。

昨夜泊まったのは、普通の駐車場です。

トイレはありません。

いい具合に電柱は立ってますが、立ち小便できそうな「間隙」とか「白昼の闇」とかはなくて、普通に通勤途中の男女がたくさん歩いています。

無理です、開チンできません。

膀胱を引き締めて、出発しました。

高速道路は怖いから避けて、海沿いのくねくね道をくねくね走ります。

さすがベスパの国、スクーターが多いです。

道が狭いので、バイクでさえ縦列駐車しています。

あと5kmでキャンプ場だよ、やったねYuko。

って喜んだ矢先、曲がるところを間違えました。

高速道路……。

あれれれーという間にどんどん南に走らされ、いつまでたっても出口はなく、キャンプ場ははるか遠くに去ってしまいました。

ま、いいか、別のキャンプ場にしようっと。

晩飯後は、ドイツ人のマルガ、ヨーゲン夫妻にお呼ばれしました。

こんなところで会う日本人は初めてだよって、ワインをご馳走になります。

彼らの古いキャンピングカーは20年前に2000ユーロで買って4000ドルで売れ、いまはテスラで新しいキャンピングカーを引っ張っています。

日本のみなさんはご存知ですかね?

運転席のないキャンピングカーって、実は小さなモーターが付いていて、リモコンで動くって。

それはそれとして、マルガが

「三回目のワクチンを打つために日本に帰るかもしれないなら、ドイツで打ったらいいのに」

「その方が面倒がないでしょう?」

旅行者だから打てないんですって言ったら、友達のお医者さんに、

「日本人の旅行者だってワクチンを打てるよね?」

電話してくれました。

打ってくれるって。

これで、ワクチン帰国しないで済みます。

ダンケシェーン!

  • キャンプ場:Camping Sant'Anna 30EUR /pn2p +E, WiFi
  • 朝→  自炊:食べない
  • 昼→  外食:クロワッサン2個にコーヒー、紅茶(5.1ユーロ)
  • 夜→  自炊:ソーセージとブロッコリー、じゃがいものスープ、ご飯

おしまい。読んでくれてありがとう。

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