No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです。
ウランウデの十字路に立ち、悩みます。
帰国を第一優先事項としてウラジオストックへ向かうか、それとも寄り道をしてモンゴルに入るか。
モンゴルには、10年前にお世話になったレーサー兼メカニックのA氏が住んでいるのです。
あのときの軽自動車にまだ乗ってるんですよって、自慢したくて。聞いてもらいたい話が山盛りあるんです。
でも、往復1200km。東京から佐賀までもの距離を寄り道とは、非常識かと。
悩むわけですが、今行かなくていつ行く?ってんで、モンゴルへ突入することにしました。
しから、国境で意地悪されます。
ロシア側で、車からすべての荷物を出せと言われまして↓

えええーっ、面倒くせーっ!
とは思いますが、戦時中のロシアに逆らう勇気はございません。出入りの業者のように無垢な笑顔で、いそいそとわが家の家財道具一式を並べます。
左下の「元気村」の段ボールは10年前から使っていまして、もはや家宝級。ボクらを焼却するときはお棺に入れていただきたい一品です。
なんてこと思いつつ後を振り返れば、人々の視線はホームレスを見るように冷めていて。お恥ずかしい。
係官に禁制品はないかとまさぐられますが、No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです(ワインを持ってるけど許して)。
なにひとつ悪いことをしていませんがそれでもたっぷり2時間半もかかって、国境を通過しました。
無事にモンゴルに入り、将来、高速道路になるであろう立派な道をひたすら南下します。
ウランバートルで1時間半もの渋滞に巻き込まれて、夜の9時に「Relax house」に到着しました。
メカニックA氏が経営する宿です。
どうもです、10年ぶりに帰って来ました。
図々しくビールをご馳走になり、厚かましく晩御飯もご馳走になり、来てヨカッタ〜