朝、トイレの前にひっくり返っているゴッキーを発見。
スリッパで叩き潰すのはしのびないから、安らかに眠っていただきたいと心の中で両手を合わせて、そっと、空のペットボトルを被せました。これで動けますまい。
逝くまで放置するので、達者でね。
さて、モロッコの新たな感染者はというと、
77人。
ラッキーナンバーみたいな不幸な数字。
この様子じゃ7月になっても居座ってそうなコロナでして、夏になっても移動できないとなると、秋に第二波がやって来るわけですから、あれです、岡田先生、今年いっぱいはモロッコかも。
どうせスナフキンに毛が生えたような人生ですから、いいけどね。
エッサウィラの町は外出制限がなくなったので、3ヶ月ぶりにお出かけ。カルフールで出会ったモロッコ人の家に、お邪魔しました。
いくつあるんだってくらいリビングルームだらけの豪邸で、家具はトゥーリアとかなんとか言うやつ。宮大工?ってくらい細かな伝統工芸が装飾された天井。暖炉を靴箱にする余裕のご家庭です。
モロッコの金曜日は、クスクスが定番料理です。
ご馳走になりました。
ちょっと人参が多すぎじゃねお母さんって思ったけど、触れれば落ちんって感じの柔らか煮。
肉がまたほろほろ中のほろほろで、オリジナルがなんだか思い出せないくらい甘くなったキューカンバー。モロッコの本格的な家庭料理は、日本人の口にジャストフィットする上品な味付け。美味しゅうございました。
お礼に日本料理を振る舞いたいのですが、彼女の好物はてんぷら蕎麦。パラグアイで手打ちそばをうったことがあるけれど、面倒くさいわりに失敗率が高いので遠慮しときます。
ま、いずれ日本で恩返しするとして、次回は、郊外の別荘と旧市街のお爺ちゃん家を訪ねたいです。
クスクスの帰り道、エッサウィラに長く住む日本人を訪ねました。
ボクらのやりたい3本柱「移住、海外起業、古民家再生」をぜんぶやっている人。学研の伝記物シリーズに推薦したい偉人です。
モロッコでの起業は、ライバル企業の嫌がらせがひどかったそうです。
ハンカチなしでは聞けない仕打ちで、店先にうんこを置くとか、小学生並みの戦略だったりするのですが、話を聞くだけで臭くなるからハンカチが必要。
外の道を、ゴッキーがよろよろ歩いている。