カモメに見張られながら
背後にピンボケの、

カモメがいますが、屋上のBBQ台で

鮭を焼きました。

脂は脂受けに落ちてくれるんだけど、鮭が鉄板に張り付いてたいへんだったです。
最終的に、ふりかけになっちゃいました。
この缶詰工場のゴミみたいな鮭は、9ディラハム(118円)です。

背後にピンボケの、

カモメがいますが、屋上のBBQ台で

鮭を焼きました。

脂は脂受けに落ちてくれるんだけど、鮭が鉄板に張り付いてたいへんだったです。
最終的に、ふりかけになっちゃいました。
この缶詰工場のゴミみたいな鮭は、9ディラハム(118円)です。

昼、断食しました。
コロナになってから家飲みはしないし、イスラム圏だから豚肉も食べないし、FXを除いては賭け事もしない。
色恋沙汰もない。
通勤しないので、ついうっかり電車や駅で女の子のスカートのなかを盗撮することもありません。
誰かのお尻に手のひらがひっつくこともありません。
Yuko以外に上司はいないし、マスクもいらなくなりました。
毎朝、焼き立てのパンを食べています。
そんな生活に満足しております。
どうか税関職員のみなさま、並びにモロッコ政府関係者諸兄、車の滞在期間を8月15日まで延ばしてくださいますよう、お願い申し上げます。
でないと、満足ではあるのですが、お尻にトイレットペーパーを挟んでるがごとく満尻ともしないのです。

今日明日と、ここエッサウィラでは世界音楽祭とかいうフェスティバルが行われています(正確には、グナワ・ワールド・ミュージックフェスティバルとか言って、グナワとは北アフリカの伝統的な音楽のことなので、ぜんぜん世界じゃなかったです)。
コロナの非常事態宣言で2年間開催されなかったので、3年ぶりです。
も、の、すごく楽しみっ!
かというとそんなことはなくて、人ごみは嫌いだから行きません。
どんだけ人ごみが嫌いかというと、ブラジルに行ったときはカーニバルに重ならないように気をつけていたくらい。だけど努力は実らなくてカーニバルのど真ん中に突入してしまい、必死になってリオを避けたもんです。
ま、結局、カーニバルの間はどんな小さな町へ行ってもカーニバルで、町が小さいぶん、喧騒から逃げられなかったりして。
それはいいとして、夜、Yukoはひとりで祭り騒ぎを見に行ってました。
アフリカの夜を女性ひとりで歩いちゃ危ないじゃないかと心配されるかもしれませんが、わが町エッサウィラは、夜中に女性がひとりでうろうろしてても痴漢にも逢えないくらい平和です。
たぶん、ナンパもされません(それは実力次第かもしれませんが)。
みなさん、どこで恋をしているのでしょう?

昨日と今日と、年の一度のビッグイベント「グナワ・ワールド・ミュージックフェスティバル」とかいう音楽祭があるもので、ムーレイ・エル・ハッサン広場は人だらけ。

あまりにも観光客が多いものだから、負けちゃおられんと、夕方になってメディナを散歩しました。
興味もないのに土産物屋さんを覗いたり、

絶対に買わないのに、寄せ木細工を触ったり

アゼディンという友達の絨毯屋に行ったけど行方不明で、手ぶらで帰るのもなんだから名も知れぬおっさんを写真に撮ったり。

路地に消えてゆくカップルを見送ったり、

バブーシュという靴を買うフリをしてました。

夕日でも見ようかと北堡塁まで行ったら、人ひとヒト。

まだ非常事態宣言中だというのに、非常識な。
誰もマスクをしてないし。
砲台から見る海は、

ややうね。

大西洋です。
紀元前800年前、フェニキア人の港だったエッサウィラです。
大航海時代の16世紀初頭にポルトガルに占領されましたが、ベルベル人が4年で取り返してます。
ベルベル人、やるときゃやるんです。

モロッコに戻って、もう3週間。
早いなあ!
これじゃあ、老後を過ごす暇もないじゃないですか。
このままでは何者にもなれないじゃないですか、なんかしなきゃってんで、珍しく朝飯にメディナへ行きました。
ここ、いつも混んでて気になってたんですよ↓

軒下でミントティーを飲みながら、

食べたのはこれ↓

ちょっと足りないかなってくらい遠慮したハチミツまみれの、作り間違ったような分厚いクレープみたいなパン。
ほぼ見たまんまの味。
朝食後にぶらぶら歩いていたら、時計台に時計がなかったです。
丸い窓だけ。

ってことに驚きながら、歩いてました。
YukoのiPadに「メディバンペイント」なる無料ソフトを入れて、お絵かきしました。

画家にもなれそうにないです。
ってことを噛み締めながら、晩飯も同じ食堂で。
ムスンメンとかいう薄いパンとハリラスープを。

おしまい。読んでくれてありがとう。
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