よお、どうだい!って親友のように話かけてくるのは……
車の保険に入りました。
2週間で、7,926円(5100レク)です。
アルバニアはいいところなんだけど、保険が高いのが玉にシワです。
よく、いろんな旅人があの国は優しいとかこの国は冷たいとか言ってるけど、国というより、地域ではないですかね。
アルバニアのこの町Sarandëは、さほど優しさを感じないです。
12日間もいるのに、友達らしい友達はできないです。
唯一の顔見知りは、ATMからお金がでなかったときスマホを貸してくれたタクシーの運転手さん。その後ちょくちょく出会うけど、ぜんぜん竹馬の友感がない。よそよそしい。
いまひとつ、九死に一生を得た連帯感がない。
これはひとえにアルバニアで一番の観光地だからかもしれないです。新婚旅行のメッカだというし、夏には対面の島からギリシャ人が大軍で押し寄せてくるし。
あまり観光地観光地していると、人を見たら金と思えとなるわけで、どうしてもそのぶん人情は薄くなるんじゃないかと、観光客歴19年の私は思うわけであります、えへん。
そこへいくと同じアルバニアでもベラトという町は、千の窓と呼ばれる観光資源がありながら、まだ地味。
人情があります。
ちょいと食堂に行くと、知らないご夫婦が、なんだあ見慣れない顔だなあとビールやジュースを奢ってくれたし、みかんなんかも取り放題だし。なんていうか、人情でお腹がいっぱいになるのです。
ちなみに、よお、どうだい!って親友のように話かけてくるのは酔っ払いで、えへへへ……って手を差し伸べてくれるのは浮浪者です。