6000平米で1600万円の土地、買ってください。
お昼は、評判の絶景レストランへ。
急な坂道をローギアでぜいぜい言いながら登って、
わけわからん意味不明のモニュメント（「悪魔の手」とか名前がついてそうな、知らんけど）の横に駐車。
2階の席へ駆け上がると、暖炉がいい感じで、これ、楽園で家を建てたら真似たいなあ（もうちょっとかっこよくします）。
ひとりもお客さんがいないのは、まだ開店前だからです。
ベランダから見下ろす景色↓
お肉は、骨付きのラム。
アルゼンチン流に似てて、脂を抜いた最高の焼き上がり。
たぶんね、炭火でじっくり炙るように焼いたんです。数時間かけて、熱いか熱いか熱いか？っていじめるように。
撲殺したみたいな骨ぐあいが食欲をそそりますよね？↓
え、そそらない？
あ、そう。
今夜のキャンプ場は、イタリア人経営です。
まだ未完成。
オーナーのダニエルは、ミラノの元車屋さん。
奥さんのアレキサンドラは、元バーのママ。
「なあ、アレキサンドラ、アルバニアに行って、一緒にキャンプ場をやろうよ」
って誘ったんだろうか、ビールでも飲みながら口説いたんですかね？
「田舎に、17000平米の土地を買ったんだよ」
「平米あたり2700円だから、安かったんだよね」
「キャンプ場で結婚しようよ」
って感じ？ 知らんけど。
キャンピングカーがたくさん停まってますが↓
けど、これはキャンプ場のもの。バイクで来た人用です。
いまはオフシーズンなので、お客さんはひとりもいないです。
そもそもオープンしてないし。料金を訊いたら、好きなだけって言われちゃいましたし。
あっちこっちにオレンジやマンダリンやレモンがたくさん生ってて、食べ放題。
鉄塔が邪魔だけど、鉄塔の下は農業的に悪くないんです。
空気中のほにゃららが電気分解されてほにゃららだから、豊作になるんです。
ダニエルに、ボクらもこの辺に住みたいと言ったら
「この先に、6000平米で10万ユーロがあるよ」って。
1600万円かあ。
誰かクラウドファンディングしてくれませんか？