旅々、沈々。

新宿高島屋の天井の高い喫茶店で、懐かしい面々と。

20年くらい前の思い出をほじくりながら、コーヒーを飲みまして。

２時間以上も。

娘さんがお母さんになって、おっさんが爺さんになったなあって話なんですが、マスクをしているからわからないです。

言うほど、目は語らないし。

ロシアがウクライナを攻撃。

えらいことをしてくれました。

欧米が経済制裁とか、ウクライナに武器を供給したりとかして、日本もやってる感を醸し出してきまして。

日露国交断絶の危機に、シベリアドライブなんて許してくれますかね、ムネオ先生？

心配、っちゃー心配。

でもですね、安倍元大統領が3000億円もロシアに払ってますから、プーチンもしょせん安倍友ってことですから、軽自動車一台くらいどうでもいいのではないかと。

バイデンがウクライナに払う軍事支援金の400億円よりぜんぜん高いんだし。

そんなことよりも、戦時下にシベリアなんか行くなよと言う人もいるだろうけれど、日本に帰らないとJAFが150万円（関税関係のデポジット）を返してくれないのです。

150万円！

っていうかこの先、ウラジオストックから日本行きのフェリーなんて、絶対に復活しないような気がしてきました。

韓国の大統領選挙でも、与党が勝ったらフェリーは復活しそうにないし。

ってことは、一生、日本に戻れないかも。

死ぬまで、軽キャンパー・バガボンドかも。

天気がいいものだから、Yukoに日光でもあてたほうが体調がよくなるかと、西武新宿線に沿って散歩。

どう？

紫外線とか、気持ちいい？

イオンとか、あたってる？

EM菌入りの水素水とか、飲む？

体力が付きますようにと、王将の餃子で晩御飯。

Yukoの体調がすぐれないので、終活することにしました。

まず、若いころやたらに集めた銀行の口座から。

みずほ銀行で、放置口座の解約をします。

第一勧業銀行のカード１枚に、富士銀行２枚。

窓口の女性が、あまりにもカードが古いから口座番号では履歴を遡れないと言い出しまして、しかも通帳がないから手続きが多くなるって。

そんでもってハンコがないから手続きはさらにややこやしくなり、あまつさえ残高を現金でくださいなんて言ったら、あっちこっちからため息が聞こえてきそうな塩梅で。

よりによって、月末。

銀行内は、臨時の折りたたみ椅子を配るほど混んでいて。

申し訳ない。

いつ手続きが終わるかわからないというから免許証をあずけて、絶対に絶対に今日中に引き取りに来てくださいと釘を刺されたのに、ついついお酒を飲んでしまって戻れず。

電話にも出られませんでした。

キムチが悪いのか酎ハイが悪いのかわかりませんが、本当にすみません。

みずほ銀行へ行って、昨日預けっぱなしにした免許証を引き取りました。

受け取り書を書けというものですから、ボールペンを手にして「免許証を返していただきました」の「免」の字を書いたとき、あれ、つくりに「力」とかいるんじゃなかったっけ？

って誘惑に駆られて、そんなことしたら「勉」にならないかと思うんだけど、考えれば考えるほどよくわからなくなって、恥を偲んで

「免」の字、これであってます？

って訊いてら、OKだって。

だよねーって気をよくしたのがいけなかったのか、免許「書」って書いてしまったです。

すっとぼけていたけど、バレました。

「お客さま、「書」ではくて「証」です」

ああ、恥ずかしい。

次に、お隣の三井住友銀行へ。

「口座を解約してください」

と、窓口にカードを出しました。

三和銀行２枚と東京三菱銀行１枚。

そしたら、

「三菱UFJさんへどうぞ」って。

ああ、恥ずかしい。

梅ヶ丘の「寿司の美登利」で、ヨットマンと懇親会。

ヨットマン氏はロンリープラネットも地球の歩き方も、インターネットどころか情報ノートもない時代から放浪していた先輩で、話のスケールが大きすぎて、何度聞いても頭からはみ出るくらいだけど、モロッコのエッサウィラを知ってました。

すげえ。

人、住んでたんだ？

お土産に鯖寿司をいただいて、梅を眺めて散歩。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ってことばの意味と、新宿区若松町が標高が30メートルもあるってことを教わりました。

今度、箱根山に登ります（標高44メートル）。

右手に鯖寿司をぶら下げながら千駄ヶ谷に寄って、帰宅。

Yukoは病気にて自粛中。

それにしても、寿司の美登利、モロッコに来てほしいもんです。

全身全霊全力でお手伝いしますから、運転手しますから、どうですか、視察だけでも？