ボスニア・ヘルツェゴビナに引っ越しました。

小さな山をいくつか越えて、ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境へ。

クロアチアからの出国は、目つきの鋭い係官に車をじろじろ見られて緊張したけれど、何のお咎めもなし。

ボスニア・ヘルツェゴビナでは、うっかりイミグレを通り越して、怒られたです。

まるで、密入国しようとしたかのように。

そのすぐ後、またまたうっかり税関を通り過ぎて、怒られたです。

まるで、密輸入しようとしてるかのように。

とはいえ、車の書類を見ることも作ることもないです。

「保険に入りたいんだけど?」

って訊いたら、知らんわって感じのお返事をいただきました。

【MEMO】

クロアチア出国側:パスポートチェックの他に、車の登録証のチェックあり。

ボスニアヘルツェゴビナ入国側:パスポートチェックのみ。税関で、申告するものはあるか?の質問のみ

ボスニア・ヘルツェゴビナ、野良犬が多いです。

なぜか、みんな黒いです。

ちゃんと狂犬病のワクチン打ってるんですかね?

鄙びた食堂で昼食。

ボクは羊肉↓

玉ねぎの辛さが相まって、美味いのなんのって。サイコー。

Yukoは、謎の↓

あとで知ったんだけど「チェバピ」という名物料理でした。

巨大なハンバーガーみたいだけど、ぜんぜんハンバーガーじゃないです。

なかには、ちょっと塩辛いひき肉のソーセージみたいのが入ってます。

玉ねぎ以外は、ひとかけらも残すことなく食べてました。

コーラを二本つけて、1837円(13ユーロ)。

ひとり900円もするけど、やっとヨーロッパの物価から脱出できました。

ボスニア・ヘルツェゴビナ、いいところです。

  • 民泊:"M's Apartment" 268€ /9n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:卵焼き、ほか
  • 昼→  外食:国境の近くの食堂。ラム肉、ひき肉ソーセージ、コーラ2本(13ユーロ/1837円)
  • 夜→  買い食い:パン

怖くて嗅げない。

雨が降っているから窓を閉めきっているのに、なぜか家のなかに虫がいます。

果敢に窓を突破しようとしていたのは、上の写真の虫です。

カメムシですよね?

臭いを嗅いでいないからわからないけど。

ボクらが泊まっている民泊の家は、近所ではわりとモダンな建物です。

ブロック剥き出しの家が珍しくないなかで、白い壁は斬新です。

エアコン以外に電気ストーブがあるし、キッチンコンロは電気とガスのハイブリッドだし、冷蔵庫はボクより背が高い。冷凍室で誰かのナニかが凍っているけど、それは見なかったことにして。

シャワーは普通に熱いし、湯量もたっぷり。

窓もたくさんある。

悪くないかも。

777と888は誰?

どうして家のなかに、こんなデカい蚊がいるのかなあ(Top写真)。

いま、冬だよ。

Yukoの四コマ漫画のフォロワー数は、777!

というのはちょっと前の話で、いまは888人↓

攻めてます。

ふと外を見ると、湧き上がる陰気な雨雲にUFO↓

  • 民泊:"M's Apartment" 268€ /9n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:残り物のパン、ミューズリー、卵焼き、ピクルス、ハム
  • 昼→  自炊:スパゲティ・カルボナーラ
  • 夜→  自炊:スパゲティ・アンチョビ

お便り

  • 今年になり二週間が過ぎました。
    クロアチアからお引っ越しですね。
    着いた場所が観光客の来ないような
    ビハチと聞いてビックリです。
    日本人はよっぽどの人でないと来ませんよ。
    そのひとりが私というわけです。
    あまり何もないけど、河畔に大きな公園が、
    でも冬じゃもっと何もないかな。

    そこからサラエボまで、道路は狭いけど
    バスが通る安全な道でした。
    ウクライナ侵攻が続く限り、
    帰国は無理なのでしょうか。

    • クロアチアがシェンゲンに入るなんて思ってもみませんでした。
      追われるようにしてボスニア・ヘルツェゴビナに逃げたのですから、世の中、だんだん狭くなります。

      ビハチ、オフシーズンだからか静かでいいところですね。
      白菜がないのが残念だけど。
      来週、南へ下ってバニャ・ルカに引っ越します。
      ここもいい感じみたいです。

      ウクライナ侵攻が終わらないと、日本の外務省的には「渡航禁止勧告」という扱いで。
      強制ではないと思うけど、目立つことはしたくないので、War is Overを待ちます。
      Terryさんの今年は?

アパートメントの壁にンガガガガガガ。

久しぶりに晴れ。

この町って一週間に一回くらいしか晴れないみたい。って、まだ4日しかいないのに言うのも僭越ですが。

3kmほど散歩して、町で一番大きいスーパーマーケット「Bingo」で、買い物。

下着のパンツをふたつ買いました。

ひとパンツ350円。

拙者のご本尊をたった350円で覆わねばならぬとは、能ある鷹は爪を隠すとはこのことです。

住宅街を歩くと、30年前のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の銃弾の跡がけっこう残っています。

アパートメントの壁に、ンガガガガガガと機銃掃射を受けたような穴が。

生々しいけど、現実感がなくて痛々しくないです。

穴に指を突っ込んで写真を撮りたくなるくらい、エビデンスは何も語ってくれない。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、正しくは、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の二つの構成体からなるボスニア・ヘルツェゴビナ連邦国家です。

わかりますか?

このややこしさの犯人は、ユーゴスラビアですかね?

  • 民泊:"M's Apartment" 268€ /9n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:残りもののパン、ミューズリー、卵焼き、ピクルス、ハム
  • 昼→  外食:ハンバーガーふたつ、コーラ2本(15.5KM/1118円)
  • 夜→  買い食い:パン

バガボンドは土地がほしいのでご猿。

1月中旬までにてんとう虫を見た者は(Top写真↑)、その1年、大いなる幸せに包まれるであろう!

信心次第では、多年に渡るであろうぞ。

という伝説がボスニア・ヘルツェゴビナにありますように。

Yukoは朝から四コマ漫画『Yuko@軽自動車で南アフリカへ行こう。』を描き、ボクは書籍『今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。』の読者用の動画を作っています。

動画は読者へのサービスですが、読者でなくても視聴できるようにして、売り上げを伸ばす作戦です。

そんなあざとい下心がバレませんように。

来週の火曜日に今の家を出ないとならなくて、面倒だから延泊しようとしたら予約が入っていてできない。

どこにも行きたくないけど、どこへ行こう?

首都サラエボまで行けば気の利いたインスタントラーメンがあるのかもしれないけど360kmもあって遠いし、というか来週は雪が降るみたいだし。

どうしよう?

バガボンド(スナフキンみたいな人)って、さすらわなくてはならないのが面倒です。

土地がほしい。

  • 民泊:"M's Apartment" 268€ /9n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、ブルーチーズらしきもの、ピクルス、ハム
  • 昼→  自炊:パンとソーセージ炒め
  • 夜→  自炊:カレーライス

おしまい。読んでくれてありがとう。

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