精一杯善良そうな顔をして、微笑みを絶やさず。
雨。
けど大丈夫、昨日ブレーキを直したから。
ほとんど車の通ることのない寂しい街道を90kmぐらい走って、ギリシャからアルバニアへ入ります。
国境ゲートの窓口にパスポートと車の書類を出して、精一杯善良そうな顔をして、微笑みを絶やさず、決して怪しいものではございません、白い粉とか武器とか絶滅危惧種の動植物とか、そういう不埒なものは持っていません。仮にあったとしてもそれは間違いですと、腰を低くして書類を返されるのを待ちます。特別、別室に呼ばれることはなく、意味不明の請求をされることもなく、すべての荷物を車から出しなさいと命令されることもなく、服を脱がされることもなく、するりとアルバニアへ。
アルバニアの国境はパスポートにスタンプも押さないくらい雑だから。
車の保険に入りました。
2週間で、49ユーロ(7983円)。
アルバニアは物価が安いってんで移住候補地ナンバーワンなんですが、保険料が高いのが玉にシワ、です。
仕事が忙しいので、Booking.comで予約したマンションに泊まりました。
駐車場有りということだったけど、どう見ても普通に路駐でした。
しかも目を離すとすぐに場所を取られそうな競争の激しい路駐。
勘弁してほしいなあ、この手の嘘。