鳥取県の境港に着いたら。

まだ早いけど、「日本に着いたら」計画です。

フェリーは水曜日の昼にウラジオストックを出て、境港に着くのは金曜日の朝9時。

速攻で役所に向かい、愛車「Chin号!」の仮ナンバーを受け取ります。

境市から舞鶴港まで315kmほど走り、23時50分の小樽行きのフェリーに乗ります。

フェリー代は、オフシーズンの期間A↓

期間Aの車と運転手の料金は、ツーリストAという安いタイプだと35,800円。

同乗者のYukoもツーリストAにして、12,000円。

合計47,800円とは、高いですなあ。

自分で走るとなると、いくらくらいかかるのだろう?

舞鶴から函館までのガソリン代は、14,095円↓

高速料金は22,860円なので、合計すると 36,955円。

どこかで一泊するとして5000円を計上すると、41,955円。

小樽→函館のガソリン代が3020円。高速代は2200円。それらを引くと

フェリー代42,580円 vs 自走41,955円ということで、引き分けですね。

でも、フェリーの方が楽できるので、新日本海フェリーの勝ち!

さて、小樽に着くのは土曜日の20時45分なのでどこぞで一泊して、翌朝の日曜日に函館まで234kmのドライブです。

メカニックの「緑多め」さんに会い、Chin号!を診察してもらいます。

車検を取れるか否か。

車検を取れなかったら、なんか捨て値の車を買わなきゃ。

車がないと、父母の住む辺境へ行けないのです。

だれか、捨てていいようなお車をお持ちでありませんか?

  • 民泊:Na Oblastnoy Bolnitse Flat 2,400RUB /pn 1LDK WiFi
  • 朝→  自炊:ご飯、卵焼き
  • 昼→  自炊:ベーコンのスパゲティ
  • 夜→  自炊:インスタントラーメン

お便り

  • フェリーは 敦賀ー苫小牧の方が
    いいような〜 ‪🤔‬

    • ともさん、こんにちは。
      苫小牧のほうがいいんですか!
      調べます。

ロシアの街は綺麗です。

ちょいと仕事が立て込んできたので、延泊します。

と言いながら、イルクーツクの街を散歩しました。

街のシンボルは、「赤いクロテンを咥えて、左方向に走るバブル」↓

バブルは架空の動物です。

働かない社会主義系列の国だから掃除なんて誰もしなくてゴミだらけだとお思いでしょうが、どこもかしこも綺麗です。ゴミひとつ落ちていません。

窓のデザインに特徴があります。

バルト三国です、って言えばみんな騙されそうなヨーロッパ風情。

珍しくケーキなんか食べたりして、観光を楽しんでいます。

ロシアはある意味、日本より平和そう↓

どんな意味かって聞かれても困るけど。

ショッピングモールは混んでいるし、フードコートも席が足りないくらいだし。

どう見ても景気がいいです。

  • 民泊:Na Oblastnoy Bolnitse Flat 2,400RUB /pn 1LDK WiFi
  • 朝→  自炊:ご飯、卵焼き
  • 昼→  自炊:インスタントラーメン
  • 夜→  外食:牛肉麺、Yukoは焼きそば

たいへん珍しいものを見つけました。

たいへん珍しいものを見つけました。

洋式便器のニイハオトイレです。

水洗式。

中国もとうとうここまで来ました。

って、ここはロシアだけど。

今日はウランウデの郊外、スイス人の家の庭に車中泊します↓

友達どころか知り合いですらない人の家に泊まれるのだから、いい世の中になったものです。

トイレがボットン式なのが辛いけど(左の小屋)↓

でも、目をつぶっていれば平気さ。ってことはなくて、下を見ると嫌なものを見てしまうので「上をむいて歩こう」としたいけれど、穴に落ちたらどんぐりころころどころの騒ぎじゃありません。

まあ、どんぐりはいいとして、ロシアもウランウデまでくると、ぐっと中国文化圏になります。

スーパーマーケットに素めんがあったり、

うどんがあったり、

きしめんとか、

蕎麦とか。

辛ラーメンだって。

って、どれも日本か韓国だけど。

それはいいとして、ウランウデの十字路でボクらは悩んでいます。

右に曲がれば、モンゴルなのです。

700kmほど走れば首都のウランバートルで、ドライバー&メカニックのA氏がいるのです。

けど、いま、そんな寄り道をしている場合か!?

さっさとウラジオストックに向かわないと、またフェリーが欠航してしまうぞ。

愛車のChin号!が壊れちゃうぞ。

どうしよう。

  • 民泊:Taiga Pitch Offroad Camping 500RUB WiFi
  • 朝→  自炊:おにぎり
  • 昼→  自炊:ショルパ、揚げピロシキ
  • 夜→  外食:インスタントラーメン

臭くてごめんなさい。

国境で捕まっちゃった?

ロシアとの国境。

2日前は、車からすべての荷物を出せと言われて、ホームレスの荷物みたいな貧乏くさい所帯道具一式をさらしました。

今回はそれどころじゃなかったです。別室に連れ込まれました。

メガネをかけた色白のインテリ官僚(モスクワ勤務だったけどシベリアに左遷された感じの男性)に、スマホを取り上げられました。ロックを外されて。

スマホチェックとは想定外で、まったく対策してなかったです。

スマホを弄ぶようにいじくって、舐めるように見ています。

エロい写真はボクの顔以外にありませんが、Yukoのスマホにはナニが入っているか知らないわけで、美少年コレクションとかBLとか集めてたりしてたら、どうしよう……。

あ、そういえば、ご禁制のVPNを入れてるんだった。ロシア政府が西側陣営のSNSを禁止するためにインターネット規制をしていて、それを破るアプリです。

あれはあかんでしょう。見つかったら、っていうか絶対に見つけるよね、この人。

怯えていたところ、デバイス情報をメモして奥の間に消えました。

もしかして、奥の間にはサイバーセンターみたいなのがあって、メールとかの履歴を調べているの?

なんてことがありましたが、特になんの説明もなく部屋から追い出されたとです。

恐怖の別室からカスタムに戻ります。

さっそく、別の係官に命令されます。

「車からすべての荷物を出して」

スヌーピーみたいな麻薬犬がやってきて、くんくんくん匂いを嗅いで顔をしかめます。

ごめんなさい、臭いのは干し魚の「かんかい」です。

ところで今日5月9日は、ロシアの対ドイツ戦勝記念日です。

国境事務所から田舎町にいたるあらゆるところで、銃を手にして踊りたくなるような軽快な音楽が鳴り響いてます。

泊まったモーテルは、夜中になっても大音響で。

9月3日の対日戦勝記念日に来たら、ボクらは主役になれるかもしれません。

と書いたところで思い出しました。

10年前の対日戦勝記念日は、ロシア人カップルと一緒に花火を見てたんだった。

花火の意味もわからず、ハラショーって拍手してました。

  • 宿:U L'va 3,000RUB /Twin room Shared BR
  • 朝→  外食:ふたりとも万頭一個
  • 昼→  外食:ふたりともボルシチ
  • 夜→  外食:牛肉煮込みとマッシュポテト、Yukoはロールキャベツ

お便り

  • 車も手入れができてよかったですね。
    もうすぐハバロフスクでしょうか? 
    沿海州まで来たらいよいよアジアですね。
    最後まで安全運転で。

ウラジオストックまで、あと3,000kmです。

ロシア横断ドライブは、これからが正念場です。

チタ市に着きました。

ジョージアを出てからひと月、ロシアを東に7,000km走りました。残すところ3,000kmです。

日本が見えてきましたが、大きな問題がひとつありまして。

チタから次の都会ハバロフスクまでの2,200kmは、都市と呼べる街がなく、モーテルやカフェがほとんどありません。Wi-Fiに期待できないとなると、仕事をしても日本にデータを送れないかもしれなくて。ピンチです。

政府のインターネット規制なのか、スマホはテザリングできません。

eSIMをロシアの会社にしても、楽天モバイルに代えても、機種をiPhoneとアンドロイドで試してもテザリングできず、VPNも効果なし。

打つ手なし。

となると、できることは2200kmをなる早で駆け抜けるしかなく、1日550km走って4日間ペースになります。

年寄りには辛いなあ……。

嘆いていたところ、今朝、画期的な方法を見つけました。

USBでiPhoneとMacに繋げれば、データの移動ができるではないですか!

目に見えないAirだか電波に頼らず、線です線!

データさえ移動できれば、スマホでデータを送れます。

解決!

天才かも。

以上、誰の役にも立たない情報でした。

今日の走行距離は、517km。

朝の6時に出発して、16時着です。

途中、食事をしたり、お茶を飲んだり、昼寝をしたり。

来週は仕事が忙しいので、チタ市に5日間ほど滞在します。

民泊は、湖畔のマンションの9階↓

トイレバスを抜いて、25平米。

ほぼ新築。

仕事に集中できそうです。

  • 民泊:2025 Studiya Mkr Khoroshiy Flat 14,689RUB /5n apartment WiFi
  • 朝→  外食:ハムと目玉焼き、Yukoはボルシチ、紅茶
  • 昼→  外食:牛肉スープ、Yukoはクレープ、紅茶
  • 夜→  自炊:ご飯、魚の缶詰、鮭の酢漬け

おしまい。読んでくれてありがとう。

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