旅々、沈々。

ヨーロッパで一番美しくない首都と呼ばれるポドゴリツァですが、そんなことないんじゃないかなあ。

ゴミが落ちてないし、ビルも案外綺麗だし、うざいほど人通りが多いわけでもないし。フィリピンのマニラみたいに、歩道で魚を焼いている人はいないし。西アフリカのトーゴみたいに、全裸で歩いている爺さん婆さんはいないし。

ユーゴスラビア時代のソ連式ビルはメンテナンス知らずで小汚いけど、そんなにたくさん建ってないから気にならないし。

AJINOMOTOのインスタントラーメンも売ってたし↓

親方、はっきし言って、ぜんぜん楽園です。

いまは町外れに住んでいるんだけど、セントロまで3.1kmだから老人の徘徊にはちょうどいい距離。

タクシーも安くて、セントロまで3.4ユーロ（500円）。

タクシーがテスラで、生まれて初めてテスラに乗りましたよ。

すごいね、あのコックピットのパネル。路肩の工事中のロードコーンとかを教えてくれる意味のなさ。

車の保険も安くて、ひと月間で28ユーロ（4160円）。

耳鼻科クリニックの場所を確かめて、カフェでひと休みしました。

珍しく禁煙のカフェでした。

旧ユーゴスラビアって副流煙の園みたいなところがあるから、これまたいいかも！

モンテネグロは楽園かも。

空港の近くの駐車場へ。

駐車場代は、1日2ユーロとのことです。

３ヶ月だと、割引があって100ユーロ。どう見ても単なる空き地だから、信用ならないと言えば信用ならないけど。ゆうてもモンテネグロですから、そんなもんです。

2軒隣のフェンスに囲まれた安全そうな駐車場なら、ひと月50ユーロです。

晩飯は、Ajinomotoのインスタントラーメン醤油味。

トッピングは、イースターの毒々しいゆで卵を味付け卵にしたのと（白身が青いよ！）、焼いた豚肉。

もやしが欲しいんだけど、そんな贅沢なものは売ってません。

ゆうてもモンテネグロですから。

中華系のレストランを見ないので、ボスニア・ヘルツェゴビナとかモンテネグロでラーメン屋さんやるとバズりますよ、きっと。

ラーメンも唐揚げ屋もたこ焼き屋さんも、みんなブルーオーシャン。

耳鼻科の病院へ。

先生、地球がまわるくらい目眩がするんですが、もしかしてメニエール病じゃないですかね？

Could be（そうかもね）って。

そんなカンタンにCould beって言わないでくださいよ、先生。検査しに日本に帰っても、東京に家がないんですよ〜、住むところがないんですよ〜。

先生、なんとかなりませんかねー。

不治の病と聞いていますが、治せませんか？

先生？　先生！　せんせー、せんせー、せんせー！

もしもし、もしもしーっ↓

【MP3】[YMO_-スネークマンショー]電話相談.flv

北海道ではまだ雪が降っているらしいけど、こちらではもう雪はないと思われるので、スタッドレスタイヤをノーマルに替えました。

4本で3900円（26ユーロ）の交換料は、日本と比べると高いんですかね、安いんですかね？

履き替えた足で、新市街の大きなショッピングモールへ。

空きテナントのないショッピングモールは久しぶりです。

NEW YORKER とか、極度乾燥しなさい！とか、PULL AND BEARとか見慣れたお店があるけれど、買わねばならないものもないので、雀が飛んでいるフードコートで早めの晩飯。

夏暑いときは涼しく、冬寒いときは暖かい、パンくずがたくさん落ちているフードコートに住んでいる雀は勝ち組なんだろうか負け組なんだろうかと考えながら、よくわからない動物の肉を食べてました。

したら、中国人と思しき女の子が、親戚のおじさんおばさんを見つけた！みたいな顔してやってきて、ちょいとびっくり。

あんた、知らないあるよ。

【ニュース速報】

お家の事情がありまして、一時帰国します。

6月2日に、ワルシャワ経由で。

ここんところずーっと帰ろうか帰るまいかと悩んでいたら日に日に値段が高くなってきたので、断腸のきよぶたでポチりました、チケット。

日本に帰ったら、本『今夜世界が終わったとしても、ここにはお知らせが来そうにない。』を鞄に詰めて寅さんになります。

わたくし、生まれも育ちもアレですけど、歌舞伎町でほにゃらら〜をつかい、姓は旅々、名は沈々。人呼んでフーテンのヨシと発します。

旅行好きが集まる発表会とか講演会とか宴会とかマルチの勧誘とかないですかね？

いい本がございますのよ、って馳せ参じまする、でございます。

それにしても、東京で家とか部屋を探すのがたいへんです。

日本は空き家だらけだというのに、どうしてボクらがちょっとだけ住む家が見つからないのだろう？

ChatGPTに訊けば、テキトーに見繕ってくれますかね？

あんまり天気がいいもんで、朝ごはんはベランダで↑

ヨーロッパで一番美しくないと言われる首都ポドゴリツァなんですが、けっこう気に入ってます。

町、そこそこ綺麗。

歩道があって、散歩しやすいし。

カフェがたくさんあるし。

間違って変なところに迷い込んでも、シンナーとか吸ってそうな連中とかいないし。

ボスニア・ヘルツェゴビナよりスーパーマーケットの品揃えがよくて、味の素のインスタントラーメンがあったし。

夕方は、いつものカフェ「61」でSNSタイムです。

最近、FACEBOOKとかTWITTERは、カフェでまとめてやってまして。

こんなの見つけました↓

飲みに誘いたいほど、嬉しい〜です。

ぜんぜん関係ないけど、ヨーロッパのカフェって、女性は厨房で男性がホール担当が多い。

ダニエルクレイグみたいな渋い部長さんタイプが丸いお盆を持って走り回り、泉ピン子さん風のおばちゃんがピザを焼いています。

日本だと逆だよね。

帰国したときの東京の家というか部屋なんですが、ぜんぜん候補がありません。

物価が上がっていて。

どうしよう……。