ロシアの街は綺麗です。

ちょいと仕事が立て込んできたので、延泊します。

と言いながら、イルクーツクの街を散歩しました。

街のシンボルは、「赤いクロテンを咥えて、左方向に走るバブル」↓

バブルは架空の動物です。

働かない社会主義系列の国だから掃除なんて誰もしなくてゴミだらけだとお思いでしょうが、どこもかしこも綺麗です。ゴミひとつ落ちていません。

窓のデザインに特徴があります。

バルト三国です、って言えばみんな騙されそうなヨーロッパ風情。

珍しくケーキなんか食べたりして、観光を楽しんでいます。

ロシアはある意味、日本より平和そう↓

どんな意味かって聞かれても困るけど。

ショッピングモールは混んでいるし、フードコートも席が足りないくらいだし。

どう見ても景気がいいです。

  • 民泊:Na Oblastnoy Bolnitse Flat 2,400RUB /pn 1LDK WiFi
  • 朝→  自炊:ご飯、卵焼き
  • 昼→  自炊:インスタントラーメン
  • 夜→  外食:牛肉麺、Yukoは焼きそば

たいへん珍しいものを見つけました。

たいへん珍しいものを見つけました。

洋式便器のニイハオトイレです。

水洗式。

中国もとうとうここまで来ました。

って、ここはロシアだけど。

今日はウランウデの郊外、スイス人の家の庭に車中泊します↓

友達どころか知り合いですらない人の家に泊まれるのだから、いい世の中になったものです。

トイレがボットン式なのが辛いけど(左の小屋)↓

でも、目をつぶっていれば平気さ。ってことはなくて、下を見ると嫌なものを見てしまうので「上をむいて歩こう」としたいけれど、穴に落ちたらどんぐりころころどころの騒ぎじゃありません。

まあ、どんぐりはいいとして、ロシアもウランウデまでくると、ぐっと中国文化圏になります。

スーパーマーケットに素めんがあったり、

うどんがあったり、

きしめんとか、

蕎麦とか。

辛ラーメンだって。

って、どれも日本か韓国だけど。

それはいいとして、ウランウデの十字路でボクらは悩んでいます。

右に曲がれば、モンゴルなのです。

700kmほど走れば首都のウランバートルで、ドライバー&メカニックのA氏がいるのです。

けど、いま、そんな寄り道をしている場合か!?

さっさとウラジオストックに向かわないと、またフェリーが欠航してしまうぞ。

愛車のChin号!が壊れちゃうぞ。

どうしよう。

  • 民泊:Taiga Pitch Offroad Camping 500RUB WiFi
  • 朝→  自炊:おにぎり
  • 昼→  自炊:ショルパ、揚げピロシキ
  • 夜→  外食:インスタントラーメン

No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです。

ウランウデの十字路に立ち、悩みます。

帰国を第一優先事項としてウラジオストックへ向かうか、それとも寄り道をしてモンゴルに入るか。

モンゴルには、10年前にお世話になったレーサー兼メカニックのA氏が住んでいるのです。

あのときの軽自動車にまだ乗ってるんですよって、自慢したくて。聞いてもらいたい話が山盛りあるんです。

でも、往復1200km。東京から佐賀までもの距離を寄り道とは、非常識かと。

悩むわけですが、今行かなくていつ行く?ってんで、モンゴルへ突入することにしました。

しから、国境で意地悪されます。

ロシア側で、車からすべての荷物を出せと言われまして↓

えええーっ、面倒くせーっ!

とは思いますが、戦時中のロシアに逆らう勇気はございません。出入りの業者のように無垢な笑顔で、いそいそとわが家の家財道具一式を並べます。

左下の「元気村」の段ボールは10年前から使っていまして、もはや家宝級。ボクらを焼却するときはお棺に入れていただきたい一品です。

なんてこと思いつつ後を振り返れば、人々の視線はホームレスを見るように冷めていて。お恥ずかしい。

係官に禁制品はないかとまさぐられますが、No Weapon、No Drug、No Tobacco、No Alcohol、No Animal、No エロです(ワインを持ってるけど許して)。

なにひとつ悪いことをしていませんがそれでもたっぷり2時間半もかかって、国境を通過しました。

無事にモンゴルに入り、将来、高速道路になるであろう立派な道をひたすら南下します。

ウランバートルで1時間半もの渋滞に巻き込まれて、夜の9時に「Relax house」に到着しました。

メカニックA氏が経営する宿です。

どうもです、10年ぶりに帰って来ました。

図々しくビールをご馳走になり、厚かましく晩御飯もご馳走になり、来てヨカッタ〜

  • 宿:Relax house 95,000MNT /pppn BF P WiFi
  • 朝→  自炊:おにぎり
  • 昼→  :ショルパ、サヤンカ
  • 夜→  自炊:インスタントラーメン

日馬富士効果です、知らんけど。

急いでウラジオストックへ向かわないとフェリー会社が倒産してしまうかもわからん!

焦りながらもついついモンゴルで連泊します。

ひと晩では、軽自動車旅の10年間を語り尽くせなかったのです。

A氏の宿は高台にありまして、駐車場からでもこの絶景↓

手前の白く丸い建物が、遊牧民の家「ゲル」です。

2、3年前に川が氾濫し、あたり一帯は洪水になったって。モンゴルにも異常気象がやってきたようです。

写真の左の奥の方、霞む山の手前に高層ビルが建ち並んでいます。ウランバートルの中心街です。

近づくと渋滞に巻き込まれて、最低でも3時間は戻ってこれない魔境。10年前も酷かったし、昨夜もエラい目に遭いました。

それでもモンゴル人は日々成長しています。道を譲り合うことを覚えたし、ハザードランプでお礼までするんです。

元横綱の日馬富士が、小・中・高一貫の学校まで作ったというから、横綱効果かと推察いたします。知らんけど。

牛や羊に気をつけて!

あと2、3日ほどモンゴルでゆっくりしたいけど、ロシアに戻ります。

ウラジオストックを目指します。

羊に邪魔されながら。

牛に邪魔されながら。

今日はがんがん走るつもりだったんですが、仕事が入ったので254kmだけ。

カフェにインターネットがなくて、途中で仕事できなくて。

ホテル住まいです↓

晩飯は韓国レストランで、キムチスープとかわかめスープ。

モンゴルには吉野家、松屋、KFCが進出していますが、セブンイレブンやマクドナルドは来ていません。

コンビニ系は、韓国企業が独占しています。

頑張れ日本!

  • 宿:Rich hotel 100,000MNT /Double room WiFi
  • 朝→  その他:宿の朝食
  • 昼→  外食:ドライブイン
  • 夜→  外食:韓国レストラン。キムチスープ、Yukoはわかめスープ

おしまい。読んでくれてありがとう。

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