旅々、沈々。

あんまり天気がいいもんで、朝ごはんはベランダで↑

ヨーロッパで一番美しくないと言われる首都ポドゴリツァなんですが、けっこう気に入ってます。

町、そこそこ綺麗。

歩道があって、散歩しやすいし。

カフェがたくさんあるし。

間違って変なところに迷い込んでも、シンナーとか吸ってそうな連中とかいないし。

ボスニア・ヘルツェゴビナよりスーパーマーケットの品揃えがよくて、味の素のインスタントラーメンがあったし。

夕方は、いつものカフェ「61」でSNSタイムです。

最近、FACEBOOKとかTWITTERは、カフェでまとめてやってまして。

こんなの見つけました↓

飲みに誘いたいほど、嬉しい〜です。

ぜんぜん関係ないけど、ヨーロッパのカフェって、女性は厨房で男性がホール担当が多い。

ダニエルクレイグみたいな渋い部長さんタイプが丸いお盆を持って走り回り、泉ピン子さん風のおばちゃんがピザを焼いています。

日本だと逆だよね。

帰国したときの東京の家というか部屋なんですが、ぜんぜん候補がありません。

物価が上がっていて。

どうしよう……。

モンテネグロに春。

かなりスプリング。

朝食は、ぽかぽか陽気に誘われてベランダで。

9時にはアッチチーになったので、このまま一気に夏になりそうな勢いです。

タイヤ屋のお兄さんが、夏は40度以上になるって言ってたし。

ということとはまったく関係ありませんが、晩飯はソーセージを焼いたの。

猫さんから、レビューが届きました↓

お銀さん、美人！

旧市街へ引っ越し。

新市街のショッピングモールで昼食を食べてから、旧市街の新居へ。

ユーゴスラビア時代の古いアパートメントだから、いわゆるソ連式。共同玄関はゴミ捨て場のように辛気臭いです。

ウェルカムなにがしは、レモンジュース。だけかと思ったら、棚のなかにカビだらけのパン一本。そういう新商品かと思わなくもないくらいカビが生えてたから、うっかり八兵衛なら食べてしまうよ、危ないよ。

キッチンのお湯が出ないのをなんとかかんとかFIXしたら、お湯は出るようになったけど、水が漏れるで候。

ベッドが寸足らずだけど、大勢に影響なし。

寸足らずのベッドより布団が小さいので、カラダを丸めて寝ます。

シャワーフックが恐ろしく高い位置にあって、あれではお湯が頭の上を通り過ぎると思われます。

ええ、通り過ぎました。

ソ連式アパートメントのGood Jobを見つけました。

ベランダの屋根を支える木端です↓

これぞ、職人芸！

お昼は、だし汁で茹でるスパゲティ・カルボナーラ。

電気コンロだから微妙な火加減を調整できなくて、麺が柔らかくなる前に水気がとんでしまい、あやうく焼きそばになるところ。びっくり水を入れて延命し、なんとか。

けっこうGoodな味に仕上がりました。

小さな町の駅前喫茶店なら、ランチメニューとして出せると思います。

東京の住まい探しについて。

今回の帰国は、Yukoが横浜方面に日参するのが目的なので、田園都市線。これが絶対条件。

ボクの都合を言わせてもらえると、JRが好ましいのです。酔っ払っても遭難しないためです。

となると渋谷駅。

そんなところ、あんたたちには100年早いって、と思うじゃないですか。

ボクもそう思います。

でも、なぜか池尻大橋のマンスリーマンションがヒットしました。

渋谷駅まで徒歩12分で、なぜか安いんです。

経験からすると、安い物件には罠があります。

前回の高田馬場は、シーツを洗うと罰金で、洗濯を依頼すると1万円かかるという悪魔の民泊だったし。

寝しょんべんしたら、どうしたらいいの？

歩いて数分の警察署を訪ねます。

帰国する際、モンテネグロに車をおいてくことになるので、あらかじめ警察か税関にその旨、届けた方がいいですか？って訊きに。

ウガンダでは税関で、モロッコだと空港で書類を作ったので。

入口のゲート型金属探知機の前で、

「何しにきたんだ？」って守衛さんに訊かれまして、

「My wifeがdiseaseになって、このままFeelがBadなら一度Japanにgo backとThinkingしてます。And、We Japanからmy own carをdrivingしていたTouristsなもんだから、My carをMontenegroに leaveはno choiceじゃないですか。And、My carをLeaveしていくWhen、WhereでDocumentをMakeくれますか？　This is、The other day行ったClinicのMedical certificateです」

って、言ったら英語が通じない。

目が思いっきりバタフライしてて。

そういうこともあるだろうと、あらかじめ用意した手書きの声明文を渡しました。

でも、英語、読めないみたい。

目がフリーズしてるんです。

困ったぞって顔して奥の間に引っ込んで、ちょっとアンジー、これ読める？　英語なんだけど。

わたしゃ読めないよ、イワンなら英語話せるかも。イワン〜

って感じで、門前で数人の警察官が雁首揃えて協議した結果、

「いいよいいよ、そんなことしなくていいよ」

「書類なんていらないよ」

という結論に達しました。

あ、そうですか、書類なんて必要ないですか。

「うん、いらないいらない。気にしないで飛行機に乗っちゃいな」

了解です。お手数をおかけしました。ではさよーなら。

って立ち去る寸前、

「空港の警察官は詳しいかも」って。

お役に立たない警察署本店からでした。