養子になりたい。

出発するつもりだったんだけど、なんとなくめんどくさくなって、延泊。

お隣のキャンパー、ドイツ人のRalfに、

「ロシアの戦争が終わるまでシベリアを走りにくいから、日本に帰れないんです」

「ヨーロッパに行きたいけど、物価が高くて〜」

って言ったら、

「戦争が終わるまで、うちの庭でキャンプしてればいいさ」って。

庭が広いって。インターネット使い放題だって。

養子になりたいくらい、ダンケシェーンです。

夜、人気のレストランへ。

サーモンを頼んだら、とてもサーモンに見えない。

薄いベージュ色だし、味は鯖から風味を抜いて魚臭くしただけ。

アドリア海のサーモンって、こんなんなの?

旧ユーゴスラビアってソ連の文化を引きずっているからか、いろんなものが少しずつ西と違います。

昨日の日記に書いたけど、パンケーキとかハンバーガーとか、コーヒーもトルコ風の煮出し式だし。

鮭もどきを食べたからか、夜中、Yukoに再び眩暈が。

「地球がぐるぐるまわる」って。

困ったな、地球は前からまわってるんだけど……

  • キャンプ場:"Camping Zlokovic" 15EUR /2n2p +WiFi +E
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き
  • 昼→  自炊:出しで茹でたスパゲティに醤油、ニンニク、バター。麺がベタベタしてたです
  • 夜→  外食:とてもサーモンに見えない焼いた鮭、ハンバーガー

不治の病を治せるとは思えない。

も、の、す、ご、い、豪雨。

横殴りで。

町なかで遭難しそうなくらい激しいもんで、バス停に避難して。

そんな嵐の合間を縫って車の保険会社「UNIQA」に行ったというのに、ドアが開かないじゃない。

休み?

営業時間は9 -16時なのに。

どうして?

なぜに?

昼休みから帰ってこないのかと待ってたけど……、えっ、もしかして今日って、イースターなの?

クリスマスより大事とかいう、あのイースター?

しかもブラックフライデー?

保険会社とスーパーマーケット以外にお店なんてないのに。

お祭りムードはみじんこもないのに。

というわけで、カフェでお茶して帰宅しました。

今の家は明後日の日曜日にチェックアウトなので、保険に入りたいから延泊したいって言ったけど断られてしまい、んじゃ、やっぱり首都のポドゴリツァに行きます。

Yukoが眩暈についてエゴサーチしたら、メニエール病と診断されて。

不治の病だって。

もう、補聴器の心配をし始めて。

というわけで、いつでも病院に行けるように首都に向かいます。

首都といっても人口16万人ですから、不治の病を治せるとは思えないけど。

  • 民泊:I's Apartment 218EUR /7n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、サラミ、オリーブ、ピクルス
  • 昼→  自炊:スパゲティ・ナポリタン
  • 夜→  自炊:豚肉ステーキ、昨夜の残りの肉類

少年と少女の愛と勇気と冒険の物語。映画化決定!(してほしい)

おととい、大阪の「FM COCOLO(76.5MHz)」で、ジュンク堂明石店の『カドイシさんのオススメ本』として紹介されたのが効いたのか、順位が上がってきました↓

紀伊国屋書店オンラインストアの在庫もたった3冊↓

でもってAmazonです。

サイコーのレビューが届きました!

大事なところに赤い線を引いたのでじっくり読んでほしいのですが、

『お声も話し方も素晴らしく魅力的』だって。

『少年と少女の愛と勇気と冒険の物語』だって。

『願わくばずっとずっと物語を読み続けたい』だって。

“少女”以外は、異論はありません!

ありがとうございます。

この町には、キッコーマンもヤマサもないので、思い切ってヘインズを買いました。

パッケージに“OUR ORIGINAL RECIPE”とあるのが開き直りに見えなくもなくもないので、そんなことを書く暇があったら、キッコーマンに弟子入りして老舗の味を勉強してください。

と思ったら、キッコーマンの創業は1917年で、ヘインズは1869年でやんの。

ほうれん草にちょろっと醤油をかけるだけで、幸せです。

ヘインズの醤油が FIT しますように!

豆)ボスニア・ヘルツェゴビナからモンテネグロにかけて、ほうれん草ってあんまり売ってないです。

  • 民泊:I's Apartment 218EUR /7n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、オリーブ、サラミ、ピクルス
  • 昼→  自炊:ピーマンスパゲティ
  • 夜→  自炊:豚肉ステーキ、ほか

宝石から、ヨーロッパで一番美しくない首都へ。

引っ越し日。

アドリア海の宝石と呼ばれるコトルに別れをつげて、ヨーロッパで一番美しくない首都と呼ばれているポドゴリツァへ。

以前、「駐車場に、船を留めないでよ!」

「ボクのお花畑に無理やり突っ込まないで!」

って豪華客船に文句を言ったもんですが、

町の反対側から見ると、ぜんぜん余裕。

傾いた蝋燭をどっちから見るか、みたいな話でした。

ロブチェン山(Lovcen)の九十九折りを丁寧に登っていくと、

豪華客船がどんどん小さくなります。

豪華客船が20隻くらい突っ込んできても、余裕のよっちゃんでした。

峠を越えるころ、左側にアドリア海が。

見えないけど、対面はイタリアのアキレス腱あたりです。

80kmほど走って、ヨーロッパで一番美しくない首都ポドゴリツァに到着。モンテネグロは四国より小さいので、どこへ向かっても近くて便利。ドライブ向き。

新居は、町外れのAirbnb。

ウェルカムドリンクはワインとケーキ。

冷蔵庫の牛乳は、たぶんウェルカムミルク。

リビングテーブルに色とりどりの毒々しいゆで卵があって、イースターだからウェルカムエッグ。

青いゆで卵とか、ぜんぜん食べたくないけど。

キッチンのコンロの上にコンロという謎の段々。

ギター2台。

Airbnbに、駐車場は“on premise(敷地内)”とあったけど、

どう見ても空き地じゃん!

  • 民泊:L's Apartment 188EUR /7n +WiFi +P
  • 朝→  自炊:パン各種、卵焼き、オリーブ、ピクルス、サラミ
  • 昼→  外食:ピザ、トマトスープ、ペプシコーラ
  • 夜→  自炊:りんご、ヨーグルト、キットカット