なんだろ、この空間?

今日から、移動するつもりだったのです。

でも、家のオーナーが急に、あと2日いてもいいよって言うものだから、ええーっ、今頃そんなこと言われても〜。もっと早く言ってよ〜。

ということになりまして、作戦変更です。

今日は5kmほど歩いてホテルに泊まる、一泊二日の散歩旅行にしました。

明日、帰ってきます。

ということでちんたらと歩いたら、バニャルカにはアートな団地があるんですね↓

がんばったで賞を差し上げたい。

今日泊まるホテルは、下の写真の中洲の左横あたりです。

ウェルカムドリンクならぬ、フルーツの盛り合わせをいただきまして、ごっつぁんです(Top写真)。

晩飯は、ホテルのレストランで贅沢を。

250gのRumpステーキとか(33兌換マルク/2398円)、大きなマスとか。

マリアッチみたいなトリオの演奏を聴きながら(食事のときは音楽いらないんだけど。特に生伴奏は)。

美味しい食事をして、久しぶりに湯船に浸かって幸せなんですが、気になることがありまして。

なんだろ、この空間↓

  • 民泊:STARA ADA(一泊68兌換マルク/4941円/朝食付き)
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き、オリーブ、ブルーチーズ、ハム、ピクルス
  • 昼→  外食:パン
  • 夜→  外食:ホテルのレストランで、ステーキ、Yukoは焼き魚

角が立たないよう笑顔で異議を申し立て。

朝風呂。

ホテルの豪華な朝食。

出る時に会計したら、宿泊代が2兌換マルク(140円)ほど高い。

あわてるな、落ち着け、深呼吸。

こういうときのために、あらかじめ予約時の値段の画面ショットを撮っていたので、角が立たないよう笑顔で異議を申し立て。

このスクリーンショットが目に入らぬか!

決して謝ることのない連中の言い訳を聞いてる風を装いながらスルーして、争うことなく問題解決です。

この、争わないということが大切です。

トルコで揉めたときは、警察を呼んだりして、留置所覚悟というか、人生がかかった闘いになったもので。

これで、一泊二日の散歩旅行はおしまい。

帰路。

5kmほどうろうろしながら、

途中ハンバガーを食べたり、お茶を飲んだり。

木蓮は茶色くなってきて、汚らしい。

快晴。

では、明日、旅立ちます。

お酌してくれるわけでもないし。

移動します。

っていうか、旅行します。

久しぶりの運転でいささか緊張しているというのに、警察に止められてライトをつけろと言われたり、山坂をぐねぐね上がったり下がったり、速い車にあおられたり。

170kmほど走ったあたりで、疲れ果てました。

どうせ急いでも日本に帰れるわけでもないし、1日の走行距離は150kmぐらいがちょうどいいです。

サラエボの30km手前、名もしれぬ田舎町のキャンプ場でお世話になります。

恰幅のいいお母さんがオーナーです。

服からはみ出したお肉を拝見しながら想像するに、去年離婚して、その慰謝料で田舎に家を買って、少しでも現金を稼ごうと庭でキャンプ場を始めた。

そんなストーリーが漂う家庭的なキャンプ場です。

キッチンはまだできてなくて使えず、トイレシャワーはひとつだけ。

ほかにキャンパーはいないから、便器ひとつで十分です。

ビール飲む?

ってお母さんが微笑むから、もちろん!って答えたけど、実際のところ、寒くてビールどころじゃないけど。

ところで、これ、ウェルカムドリンクなんだろうか?

有料なんだろうか?

飲んでしまってから、悩みます。

Wi-Fiのルーターが外にあって、雨避けにペットボトルを被せてるのが、DIY的に微笑しい。

お母さん、これ、雨を防げないと思いますよ。

それより、大きな犬のう○こ、なんとかしてよ。

アザーンが鳴り響く夜。

南に下るにつれ、イスラム色が濃くなってきたかも。

旧ユーゴスラビアって、そういうもんですか?

  • キャンプ場:"Autocamp iCamp" 40BAM /pn2p +WiFi +E
  • 朝→  自炊:パン、オリーブ、ブルーチーズ、ハム、ピクルス
  • 昼→  外食:ハンバーガー
  • 夜→  自炊:アイバルのスパゲティ

ナニ食ってんの?ってくらい大きい。

朝っぱらから、仕事です。

車のなかは、寒くて、狭くて、暗いけど。

頑張れ、日本人初、海外リモートワーク軽自動車キャンパー(自分調べ)。

外のテーブルにメモがありまして。

「仕事に行くので、夜の7時まで帰らない」って、キャンプ場のお母さんから。

お昼には出発したいんだけど、どうやってお金を払えばいいのか。

昨日のビールはウェルカムドリンクなのか、有料なのか?

今夜は、ボスニア・ヘルツェゴビナの家庭的なキャンプ場、第二弾です。

首都サラエボ市の郊外にある普通の家の庭です。

大きな黒犬が2匹も放し飼いになってて、怖いし臭いし落ち着かない。

う○こがあっちこっちに落ちていて、みずみずしい新鮮なのとか、化石化した白いのとか。ナニ食ってんの?ってくらい、大きくてたのもしい。

転んだら、わや、です。

小規模な家庭的なキャンプ場なんだけど、激しく夫婦仲が悪いんじゃないかって空気に包まれてまして。親戚の家に行ったら仮面夫婦だった、くらいの居心地の悪さです。

お隣のワーゲンは、イギリス人のおばさん。

外のトイレ・シャワーが壊れているので、小便するたびに

「すみませーん、おしっこですー」って顔してオーナー一家のリビングルームに入っていくのが、地味に辛い。

頻尿なもんで。

おかあさん、むちゃくちゃ無愛想で。

ボスニア・ヘルツェゴビナのキャンプ場は普通の家のお庭が多い。

今夜は、ボスニア・ヘルツェゴビナの家庭的キャンプ場、第三弾をお送りします。

どういうわけか、ボスニア・ヘルツェゴビナのキャンプ場は普通の家のお庭が多いもんで。

町外れの住宅街の坂道をあがります。

これが道路交通法違反じゃないかってくらい急な坂道でして、ローギア全開で泣き叫ばないと上れない軽自動車泣かせ↓

雨が降っていたら、間違いなく滑り落ちてたです。

で、普通の家のお庭的キャンプ場はこちらです↓

柳の木の下。

キッチンは建築予定中ということで、いまは薄暗い倉庫みたいなところにガス台があるだけ。

ガスコンロにジャンパーがかけてあるのが、ちょっとした謎。

火の横に薪を積み上げるのも、謎↓

裏庭に、バンガローとプールがあります。

サラエボを見下ろす絶景。

オーナー一家が気のいい人たちで、ウェルカムドリンクにコーヒーをいただきました。

おやじさん↓

果敢にGoogle翻訳でおしゃべりしてきまして、

「日本に持ってけ!」

って、手土産にブラックベリーの鉢植えをいただきました。

荷物になるからいらないっす、とは言えなくて。LEONのジャン・レノみたいな旅になりそうです。

夕方、お父さんと近所の畑を突っ切って散歩。

よくわからん空き地を横切ったりして、

小山の頂上に出ました。

下の写真の真ん中に伸びるシャンゼリゼみたいな通りが国境で、

右側は、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ。

で、よく聞いてくださいね。対する左はボスニア・ヘルツェゴビナの構成体のひとつであるスルプスカ共和国の首都イストチノ・サラエヴォ(東サラエヴォ)です。

なんだかよくわからないですよね。

ボスニア・ヘルツェゴビナがユーゴスラビアから独立したら、セルビア人勢力が勝手に首都サラエボにスルプスカ共和国なる国を建設。ユーゴスラビア人民軍と一緒に包囲して、近代戦争史上、最も長い期間包囲された首都になったわけです↓

といったことを、おやじさん、目で語ってました。

Google翻訳を使わずに。

おしまい。読んでくれてありがとう。

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