We are in 高田馬場, 日本 on Nov 21, 2024
部屋に机がないので、仕事をするためにキャンピングテーブルを組み立てました。
奥行き60cm幅120cm、Yukoとふたりで使うに十分です。しかしながら「軽い！」がウリのアルミニウム製。足腰が弱くてぐらぐらします。
本当はリビングにある大きなテーブルで仕事をしたい！
18世紀ごろに作られたんじゃないかってくらいがっしりしたアンティークな机に抱かれて働きたい。
檜だか樫の木だかうどの大木の匂いを嗅ぎながら。
でもですね、イギリス人みたいな男性がパソコンを広げていて近寄りがたいのです。
朝から晩までずーっといるし、ときどき電話をしていて、それがまた声がデカくてたいへん長い。こういっちゃーなんなんですが、うざいのです。
なんていうか、リモートワーカーって迷惑。
ノマドより
朝、昨夜の渋いカップルが旅立ち。
初めての海外旅行だと言ってましたが、日本からLCCを乗り継いでここまで来たんですから、ボクらよりはるかに旅上手です。
また、どこかでお会いしましょうねぇとタクシーが見えなくなるまで見送るボクらです。
なぜか、タクシーの運転手が手を振ってました。
朝も昼も夜もなく仕事をしてまして、自炊なんかする暇ないので外食三昧。
とは言っても、庶民の外食といえばシャワルマしかないけど。
たまに庭で休憩していると猫がやってきて膝で寝ます。
仕事に戻れないじゃない、困ったなあ。
困った困った。
アルメニアへ戻ります。
国境はいくつかありまして、メインの国境を越えると意地悪されそうなので、田舎の寂れた国境からお邪魔することにしました。
案の定、フレンドリー。
カスタムで25ユーロ払って、１年間有効な「Temporary Import Document（車両の一時輸入許可証）」を買います。
これがあれば、一時帰国中、心置きなくアルメニアに車を置いとけます。
ちなみにジョージアだと、半年も車を放置すれば30万円くらい罰金を盗られます。
夕方遅く、いつもの宿に到着。
珍しく日本人がいて、宮崎市でお菓子屋さんを営んでいるご夫婦でした。
アルメニア人の作曲家コミタスの生誕祭だか没後ン十周年に合わせての旅行だそうです。
渋い目的です。
旦那さん林業をしてたことがあって、杉ばかりだとつまらないって言ってて、それもまた渋いセリフです。
ボクもそろそろ年相応に燻し銀にならねばと、反省しきりです。
本来だったら肉の3kgでも買って肉をじゃんじゃん焼きまして、ビール飲み放題の宴会でもしたいところですが、もうすでに晩飯を食べた後だというので、運のいい人たちです。
おやすみなさい。
Yukoは、朝から晩まで仕事。
iPadの調子が悪くなるくらい働きまくって、気の毒です。
少しでも休んで欲しいけど、忙しいところごめん、アルメニアの車の保険に入ってくれる？
そういう地味な事務仕事はYukoの担当なんです。
でも、いまはネットで保険に入れるようになりました。
世界は年々、便利になっています。
なんて感心していたら、変なメールが届きまして。
タイトルはこれ↓
内容はこれ↓
「恐怖新聞」が届いたかと恐る恐る翻訳したら、
どこの宮沢賢治かと思ったら、アルメニアの保険会社からでした。
Yukoはバレエを見に、パリアシヴィリ記念トビリシ国立歌劇場なるところへ。
おいくら万円するバレエだか知りませんが、最近、値の張りそうなときは、値段を聞かないことにしています。
金額によっては、心臓がバクバクするもので。
そういう心の臓の病いなのです。
ひとりで家にいるとナニをしでかすかわからないボクは、週に一度通っているバラック小屋のようなBarへ。
飲み物は持ち込みなので、ビールを一本抱えて。
若い旅人に海外リモートワーカーの王様みたいなこと言われて、おだてをつまみにビールがぐいぐい進みます。あっという間に飲み終わったので、誰かに買ってきてもらうくらい厚かましくてごめんなさい。この紙面にてお詫び申し上げます。
誰も読んでいないと思うので、心の底から謝れるってもんです。
夜中、観劇の終わったYukoと待ち合わせて、マクドナルドへ。
ちょいと小腹が減ったものですから。
本当は蕎麦でもずずずっといきたいところなんだけど、小腹を満たせないジョージアです。