We are in 高田馬場, 日本 on Nov 28, 2024

あと一歩なんだけど。

モロッコに向かっています。

朝の6時前に、イスタンブール空港に着きました。

ターミナルはベンチ難民がうろうろするほど混んでいて、マスク率は0.5%くらい。完全に日常を取り戻しました。マスクをしているボクらの方が迷惑な存在です。

お腹が空いてたまらないのでカフェでクロワッサンを食べようとしたら、一個400円もするじゃないですか。

じゃ、コーヒーで我慢しようと値段を見たら500円!

貧乏四面楚歌。

食うものも食わず飲むことも叶わず、6時間もなすすべなくぼんやりするマインドフルネスは、いい歳こいてるぶん、辛いです。

バブル世代だというのに。

空腹ですっかり頭のなかが矢吹ジョーになったころ、モロッコへ飛びました。

機内は、目を離すとすぐにマスクを外す大人気ない連中と、それを叱るキャビンアテンダントとの不毛な闘い。

もう、マスクなんてどうでもいいから、なるはやでお昼にしてくれませんかね?

マラケシュ空港到着。

第一鬼門はイミグレ。

去年、17ヶ月間に渡るオーバーステイをしたものだから、そこんところを突かれると悪いことをした気はさらさらないんだけど、アラビア語やフランス語で言い訳できないもんで気が抜けないのです。

英語を話せないイミグレ担当官との筆談(!)はオーバーステイは指摘されず、ひと安心。

バゲージクレームで荷物を受け取ります。

5本ものタイヤをカートに積み上げて、目立たないように息を殺してさりげなく外に出ようとしたところで、

「あー、これこれ」

呼び止められたのです。

制服を着たおじいさんに。

あと一歩だったのに。

「この荷物は何ですか?」

「タイヤです」

じゃ、これは?

「タイヤです」

こっちにきなさい。

出口まであと2メートルだったというのに別室に連れてかれ、さらなるオヤジの尋問を受けます。

「タイヤって、ひとついくらすんの?」

一本、26ユーロです。

えーとあのですね、これ、売るんじゃなくて、自分で使うタイヤです。車で旅をしているのです。日本からモロッコまで運転してきちゃんですよ、すごいでしょう?って地図を見せたんですが、興味ないみたい。しきりにパソコンを覗いて、誰かに電話して、眉間に皺を寄せながら紙に書いた数字は400。

なんなの、400って?

ってところで、若い担当官が現れて、おじいさんから説明を聞いて、ふむふむなるほど。腕を組みます。

あのですね、このタイヤは売るんじゃなくて、自分で使うんです(以下省略)って、すがるように説明したら、あっさりと、了解!て頷いて、行っていいよって解放されました。

よくわからないけど、ありがとう。

それにしても、なんだったんですかね、あの400。

タクシー代が6,400円(500ディラハム)から9,000円(700ディラハム)に値上げしていたけれど、トラブルもなくエッサウィラの家に到着しました。

だのに、家に誰もいないじゃない。

入れないじゃない。

どうなってんの?ってメールして、ずいぶん待たされたあとに知らない青年が鍵を持ってきたけど、鍵が穴に刺さらない。

目の前にドアがあるけど、開かないのです。

そういうところ、アフリカあるあるあるあるあるあるです。

あるんです。

万事うまく行ったように見えて、鳥羽口の絶望。

  • 民泊:Apartement RDC 4,000MAD /pm Entire apartment +WiFi
  • 朝→  自炊:機内食(焼きそば)
  • 昼→  外食:機内食
  • 夜→  自炊:パン、卵焼き、チーズ、ハム

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タイヤを5本も抱えて。

昨夜のPCR検査は、陰性でした。

まずはめでたし。

夕方、羽田空港へ。

江戸川橋のドン、N社長が車を出してくれました。

これまためでたし、ありがたや!

タイヤを5本も持って地下鉄になったら死ぬ〜と思っていたので、死ぬほど助かりました。

というわけで、日本のみなさん、長々とお世話になりました。

行ってきます。

  • :機上にて
  • 朝→  自炊:レーズンパン、牛蒡炒め、玉ねぎのレンチン、納豆
  • 昼→  外食:ラーメン

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お便り

  • おー、Michelin Bibendumが移動する後ろ姿、これが見たかった。
    無事到着していることを祈ります。

    • 失敗!
      タイヤを袋に入れてたら、臨場感ないですよね。
      無事に家に着いて、部屋の模様替えをしています。
      Yukoは、お腹が痛いの、治ったそうです。

穴に突っ込まれ、涙早漏。

明日、出発です。

むちゃくちゃ緊張しながら準備してます。

失敗は許されませんから。

無事にモロッコに辿り着くためには、まず

①夕方のPCR検査の予約を確認←検査しないと飛行機に乗れないので

②コロナアプリ「MySOS」のダウンロードと、病院「チームメディカル」の連携・紐づけ←これをしないと、海外渡航用陰性証明書を受け取れないのです

③新型コロナワクチン接種証明書アプリの確認←これがないと、モロッコに着いても入れてくれません

予想される心配ごとは、マラケシュ空港。5本ものタイヤを見せると、税金を払え!と脅されることです。

そこで、車旅なんです〜、自分で使うんです〜と説明するために、

④帰国するときにマラケシュ空港の税関で書かされた書類をカバンの中へ。

右の写真のように、ロゼッタストーン並みに意味不明ですが、「わたし、車を置いて帰国します」だと思うんです

⑤それから、エッサウィラの警察で発行してもらった、車の滞在許可証も。1月23日で期限が切れているけど

もし、期限切れがバレて、罰金だ!みたいなことを言われたときのために、Yukoの内視鏡手術の説明書を持っていきます。

一見関係なさそうな書類ですが、早く帰って来たかったんだけど、妻が病気で手術したんです〜、これが証拠です、ほら、こんなにポリープがでかかったんですから、見てくださいと渡すために。

日本語で書いてあるけど。

ないよりマシじゃないかと。

そういうところ、所詮モロッコだから。

あとは、駐車場の住所とか、エッサウィラの家の住所を控えました。

マラケシュ空港からエッサウィラまでのタクシーを予約したら、前回は500ディラハム(6,400円)だったけど、いまは900(11,500円)です。でも特別に700(9,000円!)にしてあげましょうと恩着せがましく言われましたが、ずいぶんな値上げじゃないですか。

先行きは暗いです。

荷造り&お掃除。

早稲田の中古屋で買った椅子は、ジモティで差し上げます。

最後の買い物は、お土産のお味噌汁と納豆、日本酒と梅酒。

自分たちのモノは、出汁、白玉粉、海苔、ほうじ茶、乾燥わかめ、醤油、エトセトラ。

夕方、PCR検査へ。

白衣の美人看護師に、鼻の穴に棒を突っ込まれる屈辱プレイに随喜の涙早漏。

夜中、折り畳み机と段ボールを練馬の知り合いの家まで運び、すみません、これ、いつ帰ってくるかわかりませんが、それまで預かっといてください。

お礼に。神楽坂名物のいちごにホワイトチョコレートを染み込ませたとかいうわけわからんものを差し上げますから。

ということで、準備万端〜(……だよね?)。

NETFLIXのドラマ「ライブ」を観てから寝ます。

明日、無事に飛行機に乗れますように。

  • 民泊:ジモティー→NowRoom→Housing Japanの神楽坂(一泊4,968円)
  • 朝→  :レーズンパン、目玉焼き、ブロッコリー、人参
  • 夜→  外食:新宿のKFC。ふたりで4ピースで余るくらい

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なんか、胃が重くて。

明後日出発だと思うと、なんか、胃が重いです。

食欲がでなくて。

とは言いながら、お昼は、代々木でビーフストロガノフです。

ロシアでは野生動物を見ることは滅多になくて、アメリカはバッファローとか鹿とか馬とか熊とかたくさんいて、てか、車に轢かれて死んでて、オーストラリアの夕方はカンガルーが飛び出してきて死ぬほど怖いって話をしてました。

コアラはその辺の住宅街の木にいるって言うと、羨ましがられます。

夕方、935ちゃんからお土産をいただき(生酒とか、お菓子とか、ビビンバの素とか、ありが東京とか、いつもいつものご贔屓に感謝)、その後、待ち合わせの居酒屋へ。

十分に飲み食いしたあと、じゃ、そろそろ行きますか?って言われて、え、じゃ、最後にもう一杯ビールを、未練がましいことをせがんだりして、新宿三丁目のいつものお店で、Yukoと待ち合わせ。

一杯ひっかけて帰る。

コンビニ弁当を食べてから、寝る。

コンビニ弁当は、余計だった。

  • 民泊:ジモティー→NowRoom→Housing Japanの神楽坂(一泊4,968円)
  • 朝→  自炊:パン、目玉焼き、ブロッコリー
  • 昼→  外食:ビーフストロガノフ
  • 夜→  外食:居酒屋+寝る前にコンビニ弁当

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お便り

  • いよいよ、戻られるのですね。お気をつけて

    • 行ってきます!
      ところでじゅんさんちは、ビザを申請するとき、海外旅行用傷害保険に入りました?

  • ご主人様こんにちは、ついに明日ご出発ですね。
    後もうちょっと日本に滞在して3回目のワクチンを打ってからの出発にして欲しかったなぁ、と言うのが正直な気持ちですが、タフなお二人の事きっと無事に旅を続けられる事と思います。
    しかし、まさかのロシアの侵略で世界情勢が随分変わってしまいましたから、色々な意味で気をつけて下さいね。
    私は20年物のバッテリー無しのチャリで、お二人は旅沈号で、場所と目的は違えど走り回ってますね。
    今回のご帰国で奥様にお会いできた事はとても嬉しかったです。
    そして商談?はとても楽しかったです。
    それでは気をつけていってらっしゃ~い。
    私は勝手にどこでもドアでおじゃまさせて頂きます。

    • どこでもドアの、のりばぁさま

      Yukoがお世話になります。
      ありがとうございます。
      確かに、3回目のワクチン欲しかったです。
      でも、2回も無料で打ってくれて、証明書まで貰えて幸せです。
      コロナにも罹らなかったし。

      20万キロ走ったChin号!で、無事に日本に帰れますように!
      いまのところ、帰れない確率の方がぜんぜん高いのですが。。。。。

      では、行ってきます!

おじいちゃん、どこへ行くの?

モロッコ出発が迫っていて、朝から忙しくて。

あっちからこっちへこっちからそっちへと、気を抜くと道に迷うもんだからぎりっぎりの綱渡り。

っていうか、地下鉄の乗り込んで、あーやれやれと安心していると、どこに向かっているか思い出せなくて、どこで降りたらいいの?

Googleマップに訊いても答えてくれない。

で、雨。

  • 民泊:ジモティー→NowRoom→Housing Japanの神楽坂(一泊4,968円)
  • 朝→  自炊:パン、ブロッコリー、目玉焼き
  • 昼→  外食:松屋の牛丼

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