We are in エレバン, アルメニア on Mar 12, 2025

故障とロシアビザとご馳走と

朝、事件です。

Chin号!の後のドアが開かないのです。

ドアノブを引っ張ったら、スカスカして手応えがない。

ノブが壊れたとなると、荷物の半分は取り出せなくなるので、これはけっこう毛だらけな大ピンチ!

どう頑張ってもボクが修理できるとは思えないけど、ほっとくわけにもいかないから、恐る恐る後部ドアの壁を開きました。

ドアの取手裏を覗き込むと黒い部品がありまして、ナニにも繋がってなくて、その横で、鉄の棒がぶらんぶらん。

なるへそ、これではドアは開かないでしょう。

右側の鉄の棒と左の黒い金具が連結してないとならないのではないかと。

試しに、黒い金具に鉄棒を突っ込んでドアノブに力を込めると、ドアは開きます。でも、手を離すとすぐに外れます。

なんぞ、固定する部品があったのではないかとあたりを見渡したところ、鉄棒の下に黄色いプラスティックを発見。どうやら、この黄色が壊れたみたいです。

原因はわかりました。

でも、どういじくっても、固定すべき金具が固定されてくれません。

おじさん、素人なりに一所懸命に考えました。

結束バンドでつなげてみました。

悪くはないです。でも、若干、不安定。

で、ガムテープで補強します。

美しくないけど、取り急ぎ、これで勘弁してください。

早く日本に帰らないと、これから先、こんな故障が続きそうで怖くなってきました。

のんびりはしてはいられません!

ナニはともあれ、ロシアのビザを手にくれなくては!

アンカラの中心街までドライブしてロシアビザセンターへ。

真ん中のビルの7階です↓

とてもじゃないけど、サンダル短パンで入館させてくれそうにない雰囲気。

着替えは持ってきてないので、靴だけ履き替えて、窓口を訪ねます。

「すみません、車で旅をしている日本人です」

「ジョージアからウラジオストックまで走らないとならないのですが、10000km以上あります。」

「うちの車は軽自動車なので、通常の30日間だと辿り着けません」

「60日のビザをくれませんか?」

とお願いしました。

「Consul(領事)に確認します、少々お待ちください」

って言われて期待したものですが、あっさりと断られました。

通常の30日間だけだって。

ロシアは想像通りに冷たいです。

夜、キャンプ場に住んでいる男性に食事に誘われました。

トルコ人のオヌルさんは、第一次安倍内閣のころ、京都大学に留学してたそうで、日本語検定一級。下手な日本人より上手な日本語。

トルコの経済省にお勤め。なのに、キャンプ場に住んでいるから、ずいぶん変わった人です。

ローマ帝国時代からの古い町まで案内してくれて↓

ご馳走になったのは、羊肉のレストラン。

ジャーケバブです↓

あの、エルドアン大統領御用達のレストランでした。

食後、旧市街を散歩。

ローマ時代の遺跡をテキトーに使った壁とか↓

神殿の柱だかなんだかもリユースしてたりして、

見応えたっぷりの観光コースです。

アイスクリームも美味しいし。

オムルさん、たいへんご馳走になりました。

楽しかったです。

縁もゆかりもないボクらに、数々のご親切。ありがとうございます。

おかげさまで、車のドアが壊れたとか、ロシアのビザを断られたこととか、すっかり忘れてしまいました。

  • キャンプ場:Adria Karavan - free camping +E +WiFi
  • 朝→  頂きもの:チャイとお菓子
  • 昼→  外食:ショッピングモールのフードコートで、ハンバーガー。Yukoは鶏肉。
  • 夜→  外食:オヌルさんにご馳走になりました。

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お便り

食べきれないほどのプラム。

昨夜は、公園の駐車場で車中泊しました。

夜が更けるに連れて暴走族が集まる公園とは知らずに。

襲われませんようにと祈りながら、息を殺して寝ます。深夜、頻尿に襲われて、こーっそりと車から出て、肉を焼いてる連中に見つからないように気配を消してトイレへ行ったものです。

朝起きたら、駐車場はボクらだけ。

みんな、真面目に家に帰るんですね。

8時過ぎに出発。

今日は、モーターホームの会社「Adria」のアンカラ営業所に泊まります。

イスタンブールで知り合ったおじさんが、「無料で泊まれるように電話しとくから」って言ってくれたので。

ここ↓

社員の憩いの場↓

みんな親切です。

スタッフは、水のペットボトルをくれました。

庭師は、庭のプラムをもいでくれました。

食べきれないほど。

中毒になるんじゃないかってくらいプラムを食べながら庭を見渡すと、ほかにもいろいろ生ってまして、これは↓なんだろう?

じゃ、これは?

食べられるんだろうか?

昨夜、ご飯をご馳走してくれたオヌル氏は近所に8000平米の土地を持ってるそうです。

いつか、庭師に雇ってもらおうっと。

  • キャンプ場:Adria Karavan - free camping +E +WiFi
  • 朝→  外食:オムレツ
  • 昼→  :食べない
  • 夜→  外食:サンドイッチ

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暴走族に囲まれて、車中泊。

朝、お隣のおばさんから名も知れぬ食べ物をいただきました。

クレープっぽい揚げ物のロール巻き。

中にチーズが入ってまして、想定内に美味しいです。

さらに1時間後、これもお食べ、と名も知れぬ食べ物Part2をいただきまして。草餅とちまきを足して2で割ったようなものを。ボク的にはイマイチでしたが、Yuko的には美味しいって。

貢物が多いのは、みなさん、見慣れぬ顔のボクらと絡みたいようです。

喜んで絡みますから、できれば、どこから来たの?くらいは訊いてくれませんか?

猿じゃないんだから。

今日もまた、湖畔です。

路駐して車中泊するつもりだったのですが↓

夜が更けるほど人通りが増えてきたので、駐車場に鞍替えしました。

下の写真の真ん中左よりです。

公園にトイレがあるので、頻尿でも安心。

でも、夜が更けるに連れて、続々と暴走族が集まってきまして。

土曜の夜ともなると、愛車を自慢したいようで。車高を低くしたのとか、飾りペイントを入れたのとか、電飾を施したのとかが、爆音でラップかなんかを奏でながら。

中で寝ているとバレないようにこっそりと車に入り、室内灯をつけないで、静かにネットフリックス。

改造マフラーの爆音とカーステレオがうるさいけど我慢します、アウェーですから。

でも、うちの車を嫌らしい目で愛撫するのは勘弁してください。

車中泊をしたまま盗まれそうで、怖いです。

昼間、公園のピクニックテーブルで暇つぶしをしていたら、カフェのお兄さんがやってきて↓

お茶をご馳走してくれました。

トルコのお茶は、下のやかんセットで淹れます。

これ、優れものです。

右上のやかんに濃い目のお茶があり、下の蛇口からお湯を出して好みの味に調整します。

蛇口の下の窓を開けて木端とかゴミを突っ込んで焚き火できるので、いつでも熱々のお茶を楽しめるという仕掛けです。

トルコ人、天才!

似たようなものはイランにもあるけど。

  • キャンプ場:Çayırhan Karavan Kamp - free camping
  • 朝→  自炊:パン、卵焼き
  • 昼→  外食:肉の煮込むみたいの
  • 夜→  頂きもの:昼飯の残り

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お便り

  • なつかしいです。トルコではお茶をお湯で薄めて飲むのを思い出しました。こんなガラスのコップに入れて飲むのでした。

    前から疑問なのですが、ロシアではなくて、中国領内を通ることは難しいのでしょうか?

    • 外国人は、中国を自由に走れないんです。
      一部地域はガイドを雇えばいいみたいだけど、ガイド代がかかるし。
      中国が解放されるといいんですけどねー。

ハリネズミが待つ、トイレ。

昨日、Adriaというモーターホームの営業所で、無料で車中泊させてもらいました。

それだけでもありがたいのに、Wi-Fiも使わせてくれて。

朝はコーヒーを淹れてくれるし、お昼にはトルコ定食をご馳走してくれるし。

お暇するときは、水とクーラーバックをおみやげにくれるし。

重ね重ねのご親切に、目がうるるんです。

続けて今夜もいいことありますようにと祈りながら、湖畔のキャンプ場を訪ねます。

一泊、4439円(900トルコリラ)!

高っ!

湖を独り占め!ってくらいのロケーションだけど、4439円は高い。

湖は見ないから安くして、とお願いしたくなる4439円です。

でも、ま、ほかに行くあてもないので、お世話になることにしました。

それはいいとして、これ↓はなんだろう?

食べられますか?

ところで頻尿なものですから、度々、夜中にトイレに行きます。

待ち構えていたのは、スイカほどのハリネズミ。

なにしにトイレに来たのか忘れるほど、ビビりました。

  • キャンプ場:Poyrazlar Camping 900TL +E
  • 朝→  自炊:卵焼き
  • 昼→  外食:なにを食べたっけ?
  • 夜→  自炊:ご飯、魚の缶詰

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お便り

  • コノテヒバの実らしいです。

    • コノテヒバの実は、食べられないみたい。
      世紀末の食糧難で、間違って食べないように覚えておかないと。

トルコで、無料で車中泊する方法

日本に向かっています。

秋には日本の土を踏みたいなあ、と思いまして。

フェリーで、ボスポラス海峡を渡ります。

フェリーに乗ったのは、風情とか旅情とかセンチメンタルではなく、トンネルとか橋が怖いから。どの車もびゅんびゅんに飛ばしてながらウィンカーも予告もなく車線を変えるもので。軽自動車だと轢かれちゃいます。

9年ぶりにアジアに戻り、気が緩みました。

元々、トルコは物価が安いからと気が緩んでるんですが、さらに伸びきってしまい、お昼に、街道沿いの食堂で名も知れぬ飯を食べたわけです。

値段も確かめずに。

おっちゃん、その写真の定食、二人分ね! よろしくって。

したら、2858円(580トルコリラ)!

牛丼二人前くらいの気分なのに!

単なる肉野菜炒めにサラダなのに!

トルコなのに!

脳内価格と現実の違いに、腰が抜けそうです。

トルコ安をしのぐ円安もさることながら、それを補ってもあまりあるほどのインフレでした。

キャンプ場に行けば、8658円(50€)だと言うし。

8500円も払ったらホテルに泊まれます。うち、貧乏なんでごめんなさい、とはおくびにも出さず、余裕の笑顔で後退りして撤退。

トルコのキャンプ場は日本を超えました、が、侮るなかれ。そこで諦めるYukoではありません!

Adriaというモーターホーム会社の営業所を探して出して、無料車中泊をゲットしたのです。

たいしたもんです、うちのYukoは。レンタルしたいくらい。

Adriaの責任者オクン氏は、大学のときパナソニックのインターンをしてたとかで、たいそうな日本びいき。豚肉もイケるそうで、軽自動車を見て喜んでました。

どんなにインフレになっても、トルコにはそれ以上のホスピタリティがある!のです。

〈メモ〉

楽天の海外ローミングが、2GBを超えました。

罰として128kbpsになりまして、気絶しそうなくらい遅いです。

もったいないけど、500円払って1GBを追加購入。

三木谷さん、商売上手!

  • キャンプ場:Adria City - free camping +E
  • 朝→  その他:ホテルの朝食
  • 昼→  外食:スープレストランで、スープ2杯、焼き鳥1本、コーラ1本(580)
  • 夜→  頂きもの:昼の残り物

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