かわい子ぶってもダメだって。
朝起きたら、椅子の上で猫が待っていて
卵を焼いたら、
くれくれって言うけれど、
あげないって。
頭を叩いたら逃げるんだけど、
かわい子ぶってもダメだって、
膝の上を歩くなって。
なんてことをしながら朝ごはんを食べて、13km離れた民泊へ引っ越しました。
１週間くらいゆっくりします。
本当にもう、めんこいんだから。
39km離れたキャンプ場へ。
花咲き乱れるイオニア海。
春のようだけど、もう冬でして
階段を下りると、
プライベートビーチがあるけど、
誰も泳いでいない。
泳がないけど、貸切です。
猫がやってきて、
車の中に入っちゃダメだって、
言ってるでしょう。
ほんとにもう……、
めんこいんだから〜
街路樹、食べ放題です。
ギリシャの街路樹は、ミカンの木で↓
食べごろがわさわさです。
たぶん食べ放題。
そういえば昔コロンビアのメデジンに行ったときも、女子高生が突然街路樹を登って、りんごを食べてました。いますぐ歌舞伎町で働けそうなお色気のあるJKが。
ま、それはいいとして、昼飯はここ↓
I君のオーダーした魚定食がすごいんです、これ↓
The 魚とTheご飯。
飾り気なし。
素材で真っ向勝負。
古代ギリシャのころから守り抜いた味です。
晩飯はここ↓
昼も夜もI君がレストランを選んでくれたんだけど、最高です。
ギリシャ対函館は、函館の勝ち。
Yuko、朝起きたと思ったら、例の「メニエール病もどき」が再発して、寝ました。
死にそうな顔して。
いつゲロを吐いてもいいように、ゴミ箱を枕元に用意して。ゲロを吐くことに関してはYukoほど用意周到な人はいません。
昼過ぎ、めまいが治まったというので、移動。
ギリシャで４番目に大きい街パトラへ。といっても人口は26万人だから、函館サイズです。
でも、紀元前30世紀には人が住んでたって。
すごいね、誰が数えてたんだよって話ですが、それじゃあ「函館にはいつから人が住んでたの？」ってググったら、
２万年前。函館の勝ち。
北欧の家具屋さんみたいな名前のI君がアテネからバスでやってきて、飲み会しました。
Yukoは、調子が悪いので家に放置して。
I君は９年前にアルゼンチンのブエノスアイレスで会って以来でして。
いやあ、よく来たねー。
ギリシャ料理を食べて、といってもケバブだからトルコ料理なんだけどね。長い間オスマン帝国にしてやられてた後遺症が、こうしてボクらの宴に出て来たわけです。という話はいいとして、ギリシャビールを飲んで、これがけっこう美味しくて、ウェイターに注文するのがもどかしくて自分で冷蔵庫からビールを出してました。栓抜きがないから開けられなくて、悔しい思いをしながら。
河岸を変えて、可愛い女の子のいるBarでギリシャワイン。おかわりして、女の子の笑顔を見るのが嬉しくて。
あいにくの雨だけど、いい夜だよね、Iくん。
Yukoは家でナニしてんだろう？
10kmの道のりを２日かけてゆく。
明後日、アルゼンチンで会った旅友と待ち合わせしてます。
ルート的には、南へ10km下るだけなんですが↓
途中、海底トンネルが2kmもありまして↓
怖いので、遠回りします。
鳥目なんです。
鳥目なのにトンネルで軽自動車で100km出すって、怖くて死にたくなります↓
10kmを二日がかりで攻める作戦です。
今日のドライブは97km。
壮大な無駄です。
でもね、それがいいんです。
そんなことができるのって、われわれ「旅々、沈々。」しかいないと思うのですよ。
と、ここまで書いた翌日、気づきました。
待ち合わせ場所は、パトラという港町でした↓
書き直すのは面倒くさいし、記事を消すのはもったいないので、これで勘弁してください。
なんにしろ言いたいことは、遠回りしてるってことです。
本来なら通りかかることのない今夜の町はこんなところ↓
夏は混んでると思うけど、12月だからか人がいなくて。
猫がうろついてるだけ。