We are in 高田馬場, 日本 on Nov 28, 2024
コンバーチブルなお車で髪の毛を靡かせながら西へ向かい、お花を買ってお花を手向け、新宿へ。
なるべくお金を使わないでYukoのiPhone7を12にできないものかと、ヨドバシとかビックカメラをまわったんですが、そんなに世の中は甘くないわけで、疲れ果てました。
とても晩飯を作る気にはなれなくて、王将の餃子。
王将の餃子の中抜きされたような具のスカスカ感の、どんだけ食っても腹八分目を超えない優しさは嫌いじゃないです。
チャーハンは中国三千年の歴史にはほど遠い味だけど、ボクの三流胃袋との親和性がよろしくて、苦しゅうない、し。
チャーハン、ラーメン、餃子という三大栄養素、モロッコに欲しいなあ。
王将の餃子がエッサウィラに進出してくれるなら、無料でお皿洗いします。
まじで。
Yukoは「Jaboo」の商談会。
お客さまは、一緒にアイルランド一周をした935嬢です。
お嬢、ここだけの話、キラッキラに新鮮なラピスがありますよ。
お土産に、あきる野市の名物「野良坊」をいただきました。
野良坊で思い出したけど、
以前、Yukoの知人から、羊羹をいただいてました。
ありがとうございます。
この羊羹はなんとしてでもモロッコに持ち帰りたいです。
そしてお花屋さんのＡ嬢と食べます。
と誓ったところで、商談後にそのＡ嬢つながりのMちゃん家。
海外移住についてのご相談会なんだけど、Mちゃんがめちゃくちゃ面白い人だったもんで、Yukoの免疫力がアップしました。
笑いすぎて、体調が持ち直した感があります。
とはいえ、胃カメラ次第では日本の滞在を延泊するので、夜は、引っ越し先探しです。
第一候補は、目黒。
第二候補は、桜新町。
どちらもウサギの寝床より、はるかに狭い。
親に見せたら、泣かれるレベルです。
日本にいるうちに、終活しときます。
若いころ意味もなく集めた都市銀の口座解約、第二弾。
三和銀行と東京三菱銀行。
青春の足跡をわざわざ消しに行ってるようで、寂しい。
お昼は、アルゼンチンでお会いしたマドモアゼルYOKOさんが憧れる食堂「南海」。
超人気店みたいで、12時前から行列でした。
名物の黒いカツカレーをいただきます。
Yukoはロブスターの子供？ってくらい大きなエビフライと、豚肉の生姜焼きがケチャップ色のスパゲティナポリタンの横に寝そべったセットです。
メタボなお客さんばっかりで、隣の伊集院光さんとか斜め向かい石塚英彦さんは、エビフライ生姜焼きナポリタン定食にカレーライスをトッピングしてました。
テーブルに乗らないんじゃないですかね？
とてもとても、マドモアゼルが行くようなお店じゃないと思います。
「胃カメラの写り次第では、日本の滞在は延びちゃうよね〜」
ってんで、AirbnbとかジモティーとかBooking.comとかで家探し。
ウィークリーマンションみたいな民泊を探してるんだけど、どこも高いです。
デフレじゃなかったの、日本？
家賃を見るたびに、鼻の穴にトイレブラシを突っ込まれてるような衝撃です。
そんななか、妙に安い物件がありまして。
歌舞伎町の超有名老舗マンションで、月８万円！
相場の半額だから、倍以上怪しいです。
で、ストリートビューで物件を見つけ出してググったら、“ヤクザの御用達”マンションでした。
わざわざ派閥の違う業界者が集まった呉越同舟マンションで、ちょっとした抗争くらいはあるって。
映画のモデルになったって。
廊下に血だらけの人が倒れてたりするって。
そんなところに住んで、晩飯に鮭とか焼いたら
「さかなくせーっ！」
って、怒られるんじゃないかと。
匂いのするものは料理しにくいなあ。
悩ましかー。
Yukoの病は体力からってんで、たまには焼肉。
さあ、食っとくれ。
ホルモンを食べて、高異型度管状線腫に負けない大腸を育ててくれ。
来週は胃カメラなんだから。
朝一番で、溝の口の銀行へ。
すみません、ネットバンキングの変更をお願いしたいのですが……。
腰を低くして伺えば、
「ここにハンコを押してください」
と、書類を出され。
すみません、ハンコ、失くしちゃいましてね。
へへへと愛想笑いをしたところ、
「では、印鑑証明か履歴事項全部証明書を提出してください」
そんなの持ってるわけないじゃないですか。
ってわけで、門前払いを食らいました。
高田馬場にも支店があるのにわざわざ１時間もかけて来たんですよって、言う暇もなく。
日本のこういう融通の効かないところ、こたえます。
胃の腑に剣山を詰め込んだみたいに、ずっしりと重く効きます。
これが外国なら、例えばモロッコなら、フランス語かアラビア語なんで、なんで断られてるんだかよくわからないぶん、気が楽なのに。
千駄ヶ谷で打ち合わせして、その足でロシア大使館の斜め前にあるベラルーシレストラン「ミンスクの台所」で会食。
お土産に「榮太樓」のどら焼きをいただきました。
渦中のロシア大使館は、嵐の前の静けさみたいに、静か。