創業1928年は行列です。
放浪生活まで、あと３日。
緊張してきました。
大丈夫かな、ちゃんと運転できるかな？
夕方、メディナのお菓子屋「ドリス」に行ったら、行列でした。
ショーケースにほとんど在庫がないというのに。
ここ、1928年創業の老舗なんです。
モロッコ来たら絶対食べとけ！ってほどのお菓子があるかどうかは知らんのだけど、行列を見ると並びたくなるのが日本人です。
並んばんけどね、わし。
安心がみっつ。
車の保険に入りたくて、AXAへ。
先週の木曜日に行ったときはおばさんがひとりしかいなくて、車をちらっと見ただけで、ひと月４万円！って言われて。
「そんなにかかりませんって、2020年は１万円ちょぼちょぼで入ったんですから！」
「見てください車を。こんなに小さいんですから！」
ってフランス語のメモを渡したというのに、意味不明の英語で返事をする横着者。
会話にならんかったのです。
で、今日、ボスとの対決です。
４万円って言われたらどうしよう、こんな面倒な車旅なんかするんじゃなかったって弱気になっていたものですが、サクッと2020年と同じ値段960モロッコディラハム（12,800円）にしてくれたボスでした。
ありがとう。
これでひと安心です。
ルーフキャリーの錆び付いたネジを緩めに、カルフールの前のメカニックへ。
デンゼルワシントンの息子みたいなメカニックが苦労して外してくれまして、ワイヤーブラシをかけて、ワックスみたいなのを塗って、元に戻します。
ルーフキャリーを外すると高さが190㎝以内になって、フェリー代が安くなります（というか、安い値段で予約したので）。
ふた安心です。
オイルも交換しました（正確に報告すると、先週の話なんだけど）。
実に２年半ぶり。さぞかし車「Chin号！」も喜んでくれているでしょう。
これで、さん安心です。
ルーフキャリーが取れない。
放浪生活に入るまで、あと５日。
どきどきしてきました。
ぜんぜん話しは変わりますが、以前から思ってたんだけど、生き物は進化してるんじゃなくて、誰かデザイナーがいるんです。
これ見て↓
それはいいとして、朝飯は、メディナの奥底で豆のスープ「ビサラ」を食べました。
次回は隣のおじさんが食べてた豆豆しいレンティなるものを食べてみます。
午後、サンデーマーケットへGo Go!。
一番大きいドライバーを買ったけど、どう頑張っても車のルーフキャリーを外せなかったです。
強烈に錆び付いちゃってて。
困ったな。
ルーフキャリーを外せないとなると高さが５cmほどオーバーしているので、フェリーに乗れないのです。
どうしよう。
どきどきしてきました。
モロッコのカモメのホバリング
風が強いから、ホバリングしやすいです。
なんて、飛んだことあるかのようなこと言ってますけど。
魚屋さんが捨てる魚の腸を狙ってます。
とうとう買ってしまった。
満を持して……、っていうか急いで買わないと早割期間が終わってしまうので、イタリア行きのフェリーチケットを買いました。
９月24日の夕方18時30分出発で、イタリアのGenova行き。
窓のない個室に揺られて51時間です。
車一台大人ふたりに、船内レストランのプリペイドカード100ユーロ分（一緒に買うと26ユーロの割引！）を追加して、630.4ユーロ（88,000円）です。
これで、二日間６食分の食事を賄います。
一番安いのはピザで、12ユーロ。
次は、スパゲティの14ユーロ。
コーヒーは、1.5ユーロ。
粗食を心配されるかもしれませんが、アイスランドに行った片道３泊４日は船に酔ってほとんど食べれなかったボクなので、ぜんぜん問題なし。
気になるのは、車の高さは1.9メートルまでなんです。
測ったら1.95メートルありました。
アイスランドのときみたいに、「いいよいいよそのままで」って許してくれますかね？
ルーフキャリーを外すの、面倒なんですよ。
ネジ、錆び付いてて。
工具なんて、持ってないし。
２ヶ月間でイタリアをまわります。
11月26日にクロアチアへ渡って、コソボとか、セルビアとか、ボスニアヘルツェゴビナとか、モンテネグロとか、アルバニア、北マケドニアのどこかで年越し。
たぶん、戦争は終ってないだろうから、翌年の春ごろにギリシャを攻めます。
で、その後、どうしたらいいんですかね？
日本に帰りたいけど、シベリアを走っていいですかね？
２日前に、ロシアが経済制裁の仕返しに、衆院議員384人を入国禁止にしたばっかりなんだけど。
ノンポリって言えば許してくれるかな。