We are in Santorini, ギリシャ on Apr 20, 2024
今日の降水確率90％。
ときどき、ぱらぱらと雨。そんだけ。
昨日から祭日で、みなさんきっちり休むもんですから、パンすら買えません。
買い置きのインスタントラーメンと缶詰で食い繋いでいます。
キャンプ場内で引越しました。
バックヤードみたいな裏の高台から、海の前の一等地へ。
２台の車の隙間に無理やり押し入るように↓
なんでわざわざこんなところに来るんだよーって声が聞こえそうだけど。キャンプ場のお達しなのです。
傾斜があるので、その辺に落ちてた木端で水平をとります。
けっこう神業だと思います↑
で、仕事します。
ふと海を見ると、豪華客船が出ていくところ↓
泳ぐ人は、この梯子から。
晩飯後は散歩します。
モンテネグロ、いいとこです。
一度はおいで。
ロシアのウクライナ侵攻が終わらないまま、5月になってしまいました。
あと１ヶ月間モンテネグロをうろうろして、一時帰国します。
日本ではトークイベントなるものをしてみたいと思ってまして、売名行為じゃなくて、1冊でも本を売るためです。
でないと編集者や出版社に悪いし、ボクの老後にも差し障りがありそうだし。
でも、どうやったら知らない人を集めることをできるんですかね？
さっぱりわからない。
海外旅行好きのオフ会ってありませんか？
だれかボクの知らない人を10人くらい集めて、呼んでくれませんか？
会社の宴会に呼んでくれませんか？
お代は割り勘でけっこうですから。
引っ越します。
その前に空港に寄って、インフォメーションに訊きました。
「車をモンテネグロに置いて日本に飛ぶんですけど、税関か警察で書類を作りますよね？」
わりと簡単な質問だと思うんだけど、英語が通じないのですよ。
英語が通じても、今度は状況を理解してくれないのです。
んだもんで、あっちこっちに電話してくれるんだけど、結局、面倒くさそうに、
「いいんだよ、そんなの！」
って言われるのがオチです。
担当者の心無い返事のせいで、あとでボクらが罰金を喰らったらたまらんじゃないですか。
で、到着ロビーの税関でも同じを質問をしてみたら、税関の本部へ行けって。
10kmぐらい離れた本部に行ったら、今日は祭日でした。おやすみ。
それでも空気を読まない粘り腰のYukoが休日出勤している職員を見つけ出して尋ねたら、税関職員だというのにぜんぜん話が通じない。税関は関係ないって言い張り出して、国境で相談しろって。
車の税金ですよ、国境は関係ないでしょう。
なんだかなあ、です。
今日の引越し先は、コトル湾のキャンプ場です。
海まで、大股3歩↓
ボクらのサイトは高台です。
東京と同じくらいの気温なんですが、もう海開きしてました。
っていうか、泳ぎたいやつはいつだって泳ぐ。西洋人って他人と季節感を共有しようって気がないですから。雪が降ってたって泳ぐんだよね、彼ら。
水着姿のお嬢さんたちが水着からお尻をはみ出してたけど、写真は撮りません。そういう時代です。
夜、散歩。
キャンプ場のオーナーに、今日はなんの祭日？って訊いたら
「メーデーだよ、知らんの？ 日本人はメーデーに働くの？」
うーん、よくわからんけど、働くねー。
夕方、散歩。
警察が多いなあと思っていたら、トライアスロンしてました。
ものすごく疲れた顔した人たちがさらに疲れたことをするスポーツ、です。
買い物をしている一般市民が間違ってコース内に迷い込んでも怒られないほどの雑なコース設営なので、途中から参加できます。怖いよね。
下の写真は、セルビア正教会のモンテネグロ営業所って感じでしょうか、ハリストス復活大聖堂です。
館内は写真撮影禁止だったので、口で説明します。
館内は隅から隅までずずずーいと、絵。
人の絵、顔の絵。数えきれないくらいの量。柱から天井までびっしりと。
こんなカテドラルは初めて見ました。
一見の価値があります。……のに、写真撮影禁止とは！
建築的にも、一見の価値あり。
外側の下の方は石を研磨していません。
よくよく見たらところどろこに彫刻を施しているので、寄付金が集まれば全面的に削られて、それはもうものすごいことになるかと思われます。
でも思ったように寄付が集まらないのではないかと、勝手に人ん家の台所事情を想像してます。
ところで、下の写真はマクドナルドですか？
赤い地に黄色のMマーク。ひっくり返ってるけど。
ハンバーガーの匂いはしないし、マケドニアにはマクドナルドはないはず。バーガーキングはあるけれど。
なんなんでしょう？
反マクドナルド連合会の本部？
なにをやらせても邪心だらけのわたくしなんですが、オムライスだけは無心で描けます↑
ケチャップを手にすると、心が白いキャンバスになるのです。
出来上がった無邪気なオムライスが、あんたな、浅知恵に自己都合をミルフィーユして人様に迷惑をかけるより、あるがままに生きた方がいいぞって、背伸びしてると転ぶぞっ、って教えてくれます。
人脈と、社会的信用と、こいつには騙されてもいいわって思わせる愛嬌がない。欠けたそれらをカバーするお金もないもんで、ついついつま先立とうとするわけなんです、すみません。
オムライスが上手なのは、ただ単に前世はケチャップの妖精だったとか、そういう事情かもしれないと思いながら、夕方に散歩して、近所のホテルのカフェでSNSタイム。
あ、そうだ、帰国するにあたって、中学校の友達に連絡しよう！と思ったけど、ひとりも連絡先を知らない。ってことは、友達、いないじゃん。
カフェでYukoが描いてた漫画はこれです↓
〈第121話〉ヨシが言うには、将来AIに仕事を奪われることはなさそうだって🤣#世界一周 #海外移住 #リモートワーク #漫画が読めるハッシュタグ #チャットGPT pic.twitter.com/IyD2HdfdVy
— Yuko@軽自動車で南アフリカへ行こう。 (@tabichin_manga) April 29, 2023
これ、本当の話です。
質問の仕方が悪いのかもしれんけど。
Twitter、フォローしてくれるとたいへんたいへんたいへん嬉しいです。
昨日、ポドゴリツァを観光しました。
昨日です、昨日。
書き忘れたので、今日書きます。
母なる川に近づくと、ロックスターの銅像がありまして。
さぞかし有名なんだろうけど、だれだかわからない。
まさかプレスリー？……じゃなさそうで。
台座の上になぜかガイコツがあって、その上に名前らしき文字が。
Google翻訳にお願いしたら、
ウラジミール・ヴィソツキーをGoogleしたら、
ロシアの詩人、俳優、歌手だそうです。
モンテネグロ人じゃないみたい。
ただ、モンテネグロが好きだったみたい。
それだけの理由で一等地で銅像になるって、どんだけすごい人なんだかしらないけど、生前、一枚のアルバムも発売されていないスターなんだって。
詳しくはこちら↓
彼の足元に、ポドゴリツァ自慢の白い橋。
川の水は、飲めそうなくらい澄んでいます。
古代ローマ人が作ったかどうかは知らないけれど、まあ、それなりに古い橋です。
以上、観光でした。
青空にYukoがいれば、あとはなにもいらない（……わけでもないけど、まあ、Happyです）。